CHEHON vs RUEED! COMBAT 2 Deejay CLASH を観戦して

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レゲエアーティストのタイマン勝負「DeeJay クラッシュ」。2019年1月12日、マイナビBliz赤坂(東京・港区)で開催の「COMBAT 2 Deejay CLASH」を観戦してきました。

イベントタイトルに「2」が付いているということは、「1」がありました。その時のレポートは以下の記事をご覧ください。

■Swingin’ Thinkin’ 関連記事

NG HEADとJUMBO MAATCH、DeeJayクラッシュで戦い抜いたあとの話

今回の記事は「COMBAT 2」を見た直後、会場外で勢いで書いています。かなり衝撃的な対戦でした。

* 少しお酒が入っているので、乱文ご了承ください。

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僕とCOMBATの関わりと、ディージェイクラッシュの楽しみ方について

COMBAT 2 Deejay CLASH、CHEHON vs RUEEDの会場入り口ポスター

イベントの話題に触れる前に、少しお話を。

僕は「COMBAT」「COMBAT 2」ともにイベント主催者さんより依頼を受け、プロモーション用の文章や、DeeJay クラッシュの解説文などの執筆で参加させて頂きました。イベント当日は、プレスとして会場にお邪魔しています。

一応、関係者ということになりますが、観戦はノーバイアス(贔屓なし)です。

また、レゲエの「DeeJay クラッシュ」をご存知ない方のために、COMBAT イベント主催者さんへ納品させて頂いた解説文を紹介します。ヒッピホップの「MCバトル」とはルールが異なります。

DeeJay クラッシュの基本と楽しみ方

ジャマイカが発祥のDeeJayクラッシュは、リリックでアーティストを殺すイベントだ。

歌う曲は、持ち歌が基本で、歌詞を変えたり、フリースタイルを組み合わせたりし、相手を威嚇・攻撃する。リディムは皿(レコード)ではなくバンドが演奏するのが本格的なスタイルで、DeeJayがバンドを操り、バンドはDeeJayを鼓舞する。この辺りのスキルも見モノとなる。

対戦中は、両者がステージに立ち続け、ノンストップで戦いが繰り広げられる。制限時間を設けている場合であっても、圧勝だったり、観客が暴動に発展したりしそうなときは、司会が中断させることもある。

また、最後に勝者のジャッジはつけない。DeeJayクラッシュはプロセスを楽しむものであり、イベント終了後に「どっちが勝った?」と見た者の間で話題にするのがジャマイカ流だ。

たとえば、Ninjamam vs Shabba RanksではNinjamamが圧勝し、Ninjamam vs Super Catは名勝負となった。Vybz Kartel vs Mavadoは、どちらも引かない激しい戦いで、後日、住人をも巻き込む地域間抗争にまで発展し、ギャングのボスが両者を和解させた。戦いに挑み、勝つことで、DeeJayは恐れ知らずの強者としてジャマイカ中でリスペクトされることとなる。

また、DeeJay クラッシュはイベント当日と、イベント後が盛り上がるだけではない。対戦が決定した瞬間から、両者の動きを注視するもの面白い。お互いが他のイベントで牽制しあったり、相手をDISする曲を出したりするからだ。あなたがこのフライヤーを手に取った、今この瞬間より、両者の行動をチェックしてみると良いだろう。そしていよいよ迎える決戦当日。意味込みが最高潮に達した両者が、ステージで火花を散らし合うのだ。

CHEHON vs RUEED! COMBAT 2 Deejay CLASH

画像参照元:RED HOT TV | FRESH LIVE

さて本題。
CHEHONとRUEEDのプロフィールについてはここでは割愛します(敬称略)。DeeJay クラッシュへの意気込みや、人となりについては、Red Hot TVで公開中の「対戦前インタビュー」をご覧ください。

対戦前インタビューで彼らの話を聞けばわかるのですが、彼らは日頃より喧嘩や揉め事などの「ビーフ合戦」を繰り広げていた訳ではありません。イベントサイドより出演オファーを受け、「相手に不足なし」として、スキルのぶつけ合いをすることとなったのです。

 

COMBAT 2のステージと湧き上がるフロア

しかし、いざステージの幕が開くと、そこではガチの殴り合いが繰り広げられました。

特に、CHEHONの圧が強い!
完全にRUEEDをぶっ潰しにかかったのです。

しかも徹底的に。

最初の数分はジャブの打ち合いで、お互い様子を伺っているようにみえました。しかし、7〜8分経ったころでしょうか。CHEHONが破壊力重視のリリックを繰り出し始めたのです。また、CHEHONはあえて初期のヒット曲「みどり」を出してRUEEDを誘い込む、というフェイントのような技も仕掛けました。

RUEEDは、それらの攻撃をきちんとガードし、返していきます。しかしCHEHONはたいしてダメージを受けていない様子。

「RUEEDがこのまま押し込まれたらヤバい! CHEHONは、RUEEDのDeeJay生命を奪う覚悟で攻めてきているぞ」と、僕は感じました。手に汗握るどころが、心臓バクバクです。

 

ステージで歌うCHEHON

DeeJay クラッシュは、およそ1分ほどで相手とチェンジし、間髪入れずに歌い続けます。早ければ30秒程度の場合もあります。相手のリリックを聞きつつも、同時に次の攻撃を考えないといけないのです。

COMBAT 2では、およそ30分間のDeeJay クラッシュが行われました。

30分というのは相当長いです。例えば、果たし合いをする「侍」を想像してみてください。一対一で向き合って、30分のあいだ一瞬たりとも気を抜けないのです。

CHEHONも、RUEEDも、生存を賭けて戦う戦士の目になっていました。

 

RUEEDとCHEHON、睨み合うふたり

さて、RUEEDも負けてはいません。CHEHONの渾身の一撃に対して「ポエムのようなセコイ攻撃」と吐き捨て、リリックで反撃に出ます。

この時点でおよそ20分経過。
終盤は拮抗。

お互いがとどめを刺すべく猛攻撃を仕掛けるも、どちらもぶっ倒れない。

反撃、反撃、反撃、反撃。

両者ひるむことなく、DeeJay クラッシュの幕は閉じたのです。

会場のお客さんに取材

凄まじい戦いでした。
想像していた以上です。

DeeJay クラッシュが終わった後、バーカウンターやコインロッカーなどでお客さんに「すごかったですね。クラッシュどう感じました?」と、数人に聞いてみました。

 

「感動した!」

「CHEHONのファンで見にきたんですけど、これは勝敗付けれないですね」

「もっとコントラクションし合って欲しかった」

 

こんな感想を頂きました。

そんな皆んなに共通していたのは、「勝敗はつけられない」ということです。これは僕も同感です。

勝敗をつけないことのメリット

会場を後にしたとき、昔からレゲエの現場でよく会う男性(通称 のみやーまん)と出会いました。

彼は会社員にも関わらず、大阪の「COMBAT」も、今回の東京の「COMBAT2」も観戦している、相当なレゲエ好きです。そんな彼とも今回の対戦について語りました。

その会話のなかで、「前回のCOMBAT、NG HEADとJUMBO MAATCHは、北野さんから見て、ぶっちゃけどっちが勝ちだと思います?」と、彼から質問されました。

そこでまた改めて、前回のCOMBATについて話したのです。

これは「勝敗をつけないメリット」だと思います。

DeeJayクラッシュは、終わった直後も、終わってから何か月も経ってからも、「あれはすごかったね。君はどう思う?」と語り合えるのです。こういうのはレゲエのクラッシュらしくてすごく良いですね。

COMBAT 2、とても素晴らしいイベントでした。

CHEHONも、RUEEDも、戦い抜く男の姿はめちゃくちゃかっこよかったです! 心の底からリスペクト。

【追記】クラッシュ映像の配信が始まりました

COMBAT2 -DEEJAY CLASH- “CHEHON vs RUEED”

YouTubeではショートバージョン。
完全ノーカット版は、FRESH LIVE! の「RED HOT TV」で配信中(会員登録必要。会員になればCOMBAT 1 “NG HEAD VS JUMBO MAATCH”も視聴できます)