2019年11月、Appleは「MacBook Pro」シリーズの最上位モデルを、15インチから16インチへとフルモデルチェンジしました。
これにより、これまでの15インチの販売が終了し、13インチと16インチの2モデルの展開となりました。
Appleは、特にMacでデザインを刷新した場合、数年間は受け継ぐ傾向があるので、今後しばらくは16インチモデルが続くのではないかと思われます。
今回は、そんなMacBook Pro 16インチモデルの開封の儀とファーストインプレッションをお届けします。
MacBook Pro 16インチモデル開封の儀 新しくなったキーボードのレビューもあり
僕が新たに開設したYouTubeチャンネル、「Mac・iPhone 使い方チャンネル」に投稿した動画よりご案内です。
MacBook Pro 外箱の写真が変わりました
MacBook Pro 16インチモデル、外箱の外観です。
一つ前のモデルまでは、MacBook Proが横向きになったくの字型の写真でしたが、Macが正面を向いた写真に変更されました。これは大きくなった画面サイズをアピールしているのではないかと思います。
8コアモデルが、SSD1TBでコスパが高い
MacBook Pro 16インチモデルは、2019年11月13日に突然Appleの公式サイトで発表がありました。イベントでの新モデル紹介ではなかったので、突然のフルモデルチェンジに驚きました。
16インチの噂は以前よりあったのですが、遂に発売! という訳です。
MacBook Proは2タイプの展開があり、僕は上位モデルを購入しました(2.3GHz 8コアプロセッサ 1TBストレージ AMD Radeon Pro 5500M)。
主な違いは「CPU」「SSD」です。コストパフォーマンスを考えると、画像右の上位モデルがおすすめです。標準でSSDが1TBになったのは、今回が初めて。
Macは、スペックをカスタマイズして注文することができるのですが(BTO)、オーダーから1週間ほど待たないといけないので、すぐに欲しい方はすでにこのパッケージされたモデルの中から選ぶことになります。
Apple製品は梱包材も美しい
さて、開封の儀。
Macに限らず、Apple製品はパッケージも美しいですよね。一般的に家電は発泡スチロールなどに保護されています。しかしApple製品では、そうした梱包材が使われていません。製品ごとに完璧な外箱が作られているのです。
その姿から受ける印象は、高級品。
箱を開けた瞬間に、「素晴らしいものを手に入れたな」という感動に包まれるのです。
もっと言えば、Apple製品は1988年の初代iMac以降、マシン内部の美しさにもこだわっています。車で言うところの、ボンネットを開けたときの美しさと同じような感覚です。
キーボード最高! esc物理キーと、静かな打鍵音、滑らかな打鍵感
MacBook Pro 16インチモデルは、キーボードも刷新されました。
僕が個人的にすごく嬉しかったのは、「escキー」と「打鍵音・打鍵感」。
escキーは、これまでTouch Barの中に含まれていたので、少し指が触れただけで反応しました。僕は写真のように、escキー付近に手を置く癖があるので、誤ってescキーを押すことが頻繁にあり、とても不便を感じていました。
そのescキーが、Touch Barから外れ、物理的なキーとして独立したのです。これでミスタッチは無くなります。
また、ここ近年のMacBookは、キーボードがペチペチとした音が鳴っていました。そのペチペチ音が無くなり、とても静かになったのです。また、キーストローク(押し込む深さ)が深くなり、打鍵感も良くなりました。
まるで手にキーボードが吸い付いてくる感覚です。最高!
MacBook Pro デザイン変更の主な歴史
近年のMacBook Pro、主なデザインの変更点をまとめました。特に2016年に、大きく変化しています。
2015年、トラックパッドが大きくなった
また同年、トラックパッドが「感圧タッチトラックパッド」に変わりました。見た目が大きくなったのですが、それだけではありません。クリックしたときに凹まなくなったのです。でも、指には確かにクリックした凹んだ感覚は伝わってきます。すごい技術ですよね。
2016年、Apple マークが光らなくなった
MacBook、MacBook Air、MacBook Pro天板には、Appleのロゴがデザインされています。この年より、Appleマークが光らなくなりました。メタリックなAppleロゴで、電源のオン・オフで変わることはありません。
2016年、ジャーンの起動音が鳴らなくなった
初代Macより鳴り続けてきた起動音。Late 2016以降のMacで、鳴らなくなったのです(MacBook Air 13-inch, 2017を除く)。カフェなどで大音量で「ジャーン!」となって焦ることは無くなりましたが、長年のファンにとっては割と衝撃。見た目ではありませんが、大きな変更点です。
2016年、USBなどが廃止され、USB-Cのみに
MacBook Proは、プロ仕様ということで以前は拡張性の高さもウリでした。USB、Thunderbolt、HDMI、SDカードスロットなど。しかしこの年より、USB-Cとヘッドホン端子のみに統一されたのです。
個人的には不便……。せめてデジタルカメラなどからデータを取り込むために、SDカードスロットくらいは残して欲しかったです。
また、MagSafeいう磁石式の電源ケーブルも廃止されました。これは電源ケーブルに足を引っ掛けた時にMacBookの落下を防ぐことができて安心だったのですが、無くなってしまい残念です。特に、幼いお子さんやペットがいるご家庭では、MagSafeは残しておいて欲しかったのではないでしょうか。
2016年、Touch Barが登場
キーボードの最上部にTouch BarとTouch IDが付きました。
2016年、新色スペースグレイが登場
これまでシルバー一択だったのですが、新色スペースグレイが追加され、2色から選べるようになりました。ライトな印象があるシルバーと、重厚感があるスペースグレイ。
2019年11月、16インチモデルが登場、キーボード刷新
そして今回のMacBook Proです。15インチから16インチへとサイズアップし、キーボードが見た目・打鍵音共に変わりました。escキーだけでなく、十字キーも新しくなっています。
新型Macをいち早く買う方法
YouTubeに公開した動画でもお話したのですが、最後に新型Macをいち早く買う方法をお伝えします。
iPhoneは、発売日がしっかりと決まっていて、発売日の行列はよく見かけた光景かと思います。しかし、こうした行列はMacでは起きません。なぜなら、発売日がしっかりと定められないからです。
今回のMacBook Pro 16インチモデルは、2019年11月13日にAppleの公式サイトで突然発表されました。この時点で、Apple Storeでは注文可能だったのですが、お届け日が1週間〜10日後になっていました。すぐに手に入らないのです。
そんなときは、Apple Storeへ足を運んでみてください。
僕は「Apple Store 渋谷」へ行きました。発表の翌日11月14日時点では、「いつ入荷するかわからない。1週間後くらいかも」とスタッフさんが言っていました。まだ店頭にも展示されていません。
しかしその翌日、11月15日には「少量ですが入荷しました!」とのこと。お店の方ですら、いつ入荷があるかわからないそうです。
このとき、ヤマダ電機など大型量販店では「予約受付中」とのポップがありました。
新機種をいち早く購入したい方は、Apple Storeへ行くのがいいでしょう。新しいもの好き、Appleファンは、ぜひ覚えておいてくださいね。
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— 北野 啓太郎@フリーランスライター (@KeitaroKitano) November 24, 2019
MacBook Pro 16インチモデル開封の儀をきっかけに、YouTubeチャンネルを立ち上げました。MacとiPhoneに特化し「使い方」をお伝えしていきます。
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