スマートフォンをフル充電。衝撃の電気料金は、高い?安い?

高機能なスマートフォンや携帯電話を毎日活用していて、「一体、電気代はどれくらいなんだろう?」と気になったので調べてみました。

iPhone 5 0%から100%のフル充電の電気代は?

最近は、人の家やお店へ入るなり、「ゴメン、ちょっと充電させて!」と、充電をお願いする場面にもよく出くわします。これって電気泥棒的な礼儀知らずな事なのでしょうか?

代表的なスマートフォン、iPhone、Android機のフル充電料金を計算してみました。

iPhoneの場合

まず、電気料金を調べます。
東京電力の場合、一般家庭向けの料金プランでは以下のようになります。


<電気料金>
従量電灯Bプラン:18円89銭 / 1kWh(第一段階料金:最初の120kWhまで)
*東京電力:従量電灯B・Cページ下のpdfファイル参照(【追記】PDFファイルの公開が終了していました)
*基本料金は考慮していません。


 

ここでは、iPhone 5で検証します。iPhone 5のバッテリー容量は以下の通りです。


バッテリー容量:1,434mAh / 3.8V

参考:Gigazine:発売されたばかりの「iPhone 5」をさっそく分解したフォトレポートが登場


 

そして計算します。


<電気料金の計算>
mAh(ミリアンペアアワー)を、Wh(ワットアワー)に変換。
1,434mAh ÷ 1,000 × 3.8V(ボルト) = 約5.45Wh

それを東京電力の電気代にあてはめます。
5.45Wh × (18.89円/kWh ÷ 1,000) = 約0.10円(10銭)


 

充電時の電力損失(ロス)は考慮していませんが、充電1回辺りおおむね10銭となります。

iPhone、ゼロから満充電の電気代は約10銭

これはiPhone 5で計算しましたが、Android搭載機もそれほど変わりはありません。

  • Xperia A SO-04E:バッテリー容量2,300mAh / 3.7V → 約0.16円(16銭)
  • GALAXY S4 SC-04E:バッテリー容量2,600mAh / 3.7V → 約0.18円(18銭)

スマホに限らず、携帯電話全般フル充電の電気代は『10銭前後』といったところです。毎日1回フル充電したとしても、1年間で30〜60円程度ということです。

充電お断りのお店は、電気代を勘違いしていませんか?

最近、スターバックスなどテーブルやカウンターにコンセントを設置したカフェが増えています(Wi-Fi、電源、携帯電波OK!パソコンがバッチリ使える東京カフェ本)。

「充電サービスなんて、お店の儲けは大丈夫?」

と心配していたのですが、電気料金は実はほとんどタダみたいな価格でした。

充電可にすると長居されてお客の回転率が下がる可能性はありますが、お客さんを呼び込むアプローチとしては大きなセールスポイントにはなりますね。長居されれば困る、といった理由がないのであれば、「iPhone、Android スマホ充電OK!」とでも看板を掲げた方が集客できるのでは無いかと思います。

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