iPhoneの下取り価格は新機種が発売されるたびにいくら下がるのか? Apple Trade In でお得な買い替えペース

iPhoneをお使いの方、何年おきに買い替えていますか?

  • 新機種がでるたび毎年?
  • 2〜3年おき?
  • 4年以上、しっかり使う?

iPhoneをはじめとするApple製品はリセールバリュー(売却時の価格)が高く、Appleも公式でTrade Inという下取りサービスを展開しています。Trade InはApple Storeでの購入時に申し込めるので、手間がなく簡単です。しかも、5年以上前の古い機種でもしっかり買い取ってもらえます。

さて今回は、iPhoneの下取り価格は、新機種が発売されるたびにどれくらい下がるのかを調べてみました。Apple Trade Inを利用したい方は参考にしてください。

結論から言うと、毎年新機種に買い替えるのが最もお金がかかります。Trade Inは最初の1年でガツンと価格が下がり、それ以降の値下がりは緩やかだからです。

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Apple Trade In(トレードイン)の下取り価格について

Apple Trade In
画像:Apple ウェブサイト より

Appleの下取りサービス Trade In(トレードイン)では、最大下取り額のみ公表されています。つまり、一番高く買い取ってくれる場合の上限価格。

「下取り額は、下取りに出すデバイスの状態、製造年、構成によって異なります」とあるので、128GBや256GBなどストレージ容量によっても下取り額は変わるようです。ですので、せめてストレージ容量による違いも知りたいところですが、それはわかりません。

 

ストレージ容量によって下取り価格が変わる

自分のiPhoneで調べてみました。

Apple Storeで購入時に下取りを申し込む際、下取りに出すiPhoneのシリアルナンバーを入れると、下取り価格が表示される仕組みです。僕は今、iPhone 13 Pro 512GBを使っているので、試しに入力。

 下取りに出すデバイス: iPhone 13 Pro Appleの下取り額 53,000円脚注*

Trade Inに表示されている、iPhone 13 Proの最大下取り額86,000円に対して、53,000円と表示されました。上限額より結構さがりますね。これはストレージ容量の問題なのでしょう。iPhone 13 Proの最大容量は1TBなので。

ちなみに、回収後のiPhoneの状態によって減額、もしくは0円になることがあります。

良くて53,000円ということです。

余談ですが、僕は先日、MacBook ProをTrade Inで調べたら84,000円と表示されたので下取りに出しました。数日後、査定の結果が届き、なんと下取り額が0円! 問題なく使えていたので驚きとともにショックでした。そういう可能性もあるとうことだけお伝えしておきます。

iPhoneの下取り価格は、新機種が発売されるたびにいくら下がるのか?

iPhoneの下取り額の推移
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さて、ここからは「iPhoneの下取り価格は、新機種が発売されるたびにいくら下がるのか?」について、リサーチしてみましたので、その結果をご報告します。

上記の価格表は、今年、去年、2年前のAppleウェブサイトのスクリーンショットです。

 

1年前のモデル(iPhone 15シリーズ)

iPhone 15の下取り価格(Apple Trade In)
クリックで拡大(iPhone 15シリーズ)

つい先日まで最新モデルだったので、下取り額は比較的高額です。

たとえば、iPhone 15 Pro 1TBモデルは234,800円でしたが、下取りは最大94,000円となっています。約14万円、6割ダウンですね。これを「下取り額が安すぎる」とみるのか、「1ヶ月あたりの使用料でみると1万円程度なので、全然OK」と捉えるのかは悩ましいところです。

メルカリで売った方がいいかもしれませんね。

■参考リンク
メルカリ「iPhone 本体」で検索
メルカリ「iPhone 15 Pro 本体」で検索

 

2年前のモデル(iPhone 14シリーズ)

iPhone 14の下取り価格(Apple Trade In)
クリックで拡大(iPhone 14シリーズ)

ここで確認すべきポイントは、2年目の下取り額です。

たとえば、iPhone 14は最初は最大67,000円だったのが、もう1年使っても62,000円にしか下がっていません。つまり、1年使っても、2年使っても、下取り額が大して変わらないということ。これはすごい!

 

3年前のモデル(iPhone 13シリーズ)

iPhone 13の下取り価格(Apple Trade In)
クリックで拡大(iPhone 13シリーズ)

ここで確認すべきは、2年目から3年目の価格の変動です。

2年目でiPhone 13は最大50,000円だったのが、3年目で44,000円。下落率はとても穏やかですね。

 

4年前のモデル(iPhone 12シリーズ)

iPhone 12の下取り価格(Apple Trade In)
クリックで拡大(iPhone 12シリーズ)

さらにもう一年。ここで注目すべきは、3年目から4年目の推移です。

iPhone 12の下取り額が、2年目で最大35,000円だったのが、3年目でも最大32,000円です。これはほど変わらない、維持しているといっても過言ではないでしょう。すごいぞ、Apple!

 

5年前のモデル(iPhone 11シリーズ)

iPhone 11の下取り価格(Apple Trade In)
クリックで拡大(iPhone 11シリーズ)

またまたもう一年。ここで注目すべきは、4年目から5年目の推移です。

iPhone 11の下取り額が、2年目で最大27,000円だったのが、3年目でも最大24,000円です。5年も使って買い取ってくれるだけでも嬉しいのに、大して下取り額も変わっていません。すごいですね!

【結論】毎年買い替えるのが最も割高、好きなだけ長く使おう

「iPhoneはリセールバリューが高いので、毎年買い換えた方が得だ」

そんな声を聞いたこともありますが、Trade Inを利用しての買い替えに関しては、新機種がでるたびに買い替えは最もコストが高くつきます。先にも書いた通り、1モデル古くなると下取り価格は購入時より約60%価格が安くなってしまいます。仮に『AppleCare+ for iPhone』に入らなかったとしても、1年で6割ダウンはお得だとは言えなさそうです。

一方で、2モデル以降の下落はとても緩やかです。

お金に糸目をつけず常に最新モデルを持っていたい方は別として、少しでも安くiPhoneを利用したい方は安心して2年以上使ってください。今の最新の下取り額リストをみると、7年前のiPhone 8から下取りしてくれるようですが、さすがに古くなりすぎると不便もありますので、2〜5年周期で買い替えていくのが良いかもしれませんね。

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