僕は、サラリーマンを15年ほど経験し、フリーランスとして独立しました。フリーランス歴は4年ほどです。
先日、音声アプリ「Himalaya」のスタッフさんから、「ぜひ、フリーランスとしてのお話や番組をやってください」と言って頂きましたが、そのリクエストに反し、父親視点の子育て番組「パパやるラジオ」を始めました(関連リンク)。
「フリーランスとしては、まだ人に教えられる段階では無いしなぁ」と二の足を踏んだからです。とはいえ、それがきっかけ気持ちが少し高ぶりはじめたので、フリーランスをテーマにしたコンテンツを発信して行っても良いかも!? と考えています。
さて今回は、ある女性フリーランサーととても良い出会いがあったので、そのお話をします。
フリーランサー視点からみる、会社員の儚さについて
その前に、僕の話を少しさせてください。
僕はフリーランスになった頃、しばらく取引先はごくわずかでした。僕は、主にライター業の拡大を狙っていましたので、取引先というのは僕に仕事を発注してくれるクライアント(依頼主)のことです。
そのわずなかクライアントも、半年、一年と経つうちに、会社としては5〜6社、担当者は10人以上に増えました。
僕は、それらの出会いを大切にしました。仕事をくださった気持ちに応えるため。そして、それを足がかりに、仕事の幅を広げるためです。
〆切を守るのは当然で、メールは即レス、依頼も即断OKで、良い関係を築こうと心がけました。そうすることで、信頼が生まれ、末長いお付き合いができると考えたのです。
……が、しかし!
担当者さんたちは、続々と異動や退職で、僕の前から去ってしまうのです。
ひとりや、ふたりではありません。
この4年間のあいだ、初期からずっと仕事関係が続いている人は誰もいません。ガチで仕事をしていた方は10数人になりますが、全員いなくなりました。
幸い、まるで新陳代謝のように、居なくなれば新しい人とお付き合いが始まったり、縁が切れれば新たな企業から依頼を頂いたりで、仕事が途切れたことはありません。常に次の〆切を抱えていて、先月2018年3月は19本の原稿を執筆・入稿しました。
サラリーマンは、異動したとしても、新たな配属先には仕事や人が待っています。
でも、残されたフリーランスの僕は、「ポツーン……」ですよ。
そのとき僕は、「フリーランスにとって、会社員とのお付き合いは儚いものだな」と、ヒシヒシと感じました。フリーランスとはいえ、そこは仕事上の付き合いなので、B to Bになるのは当たり前といえば、当たり前なんですけどね。
刺激を与え合える、フリーランス仲間が欲しかった
僕の周りには、フリーランスの友達が大勢います。
カメラマン
映像制作
書籍ライター
家具職人
人形職人
陶芸家……など。
彼らはフリーランスになってからの友達ではありません。旧来の友人で、家族ぐるみの付き合いをし、食事をしたり、毎年旅行へ行ったりしています。
そんな彼らから、フリーランスとしての働き方のヒントをもらえることもあります。ハイレベルな仕事をこなす方法から、経理のことまでテーマは様々です。
彼らは、公私とも良いお付き合いをしている最高の友人たちです。
でも僕には、今は何のつながりもないけど「知り合いたい」「友達になりたい」と、思っている人もいます。
僕は主にツイッターを使って情報収集を行なっていて、それは興味がある人の思考回路を覗き見るのが目的です。簡単に言うならば、憧れている人をフォローして、日々のつぶやきをチェックしている訳です。特に、フリーランスや経営者で尊敬できる方を特に注目しています。
そんな彼らから学びつつも、いつか仕事でご一緒できれば嬉しいな……と。
元広告代理店の女性フリーランサーさん
すごく前置きが長くなりましたが、先週末僕は大阪へ行っていました。レゲエのイベント「COMBAT DEEJAY CLASH」を取材するためです。
夕方からのイベント取材を終え、
アフターパーティーで朝7時まで遊び、
ホテルで2時間ほど寝て、
スタバに4時間こもって原稿を書き、
「やったー、終わったぁ!」的なツイートをしたところ、大阪在住の女性フリーランサーさんから、「大阪にかえっていらしているのですね。私、梅田におります!」とリプライ。
彼女は、先に言った気になるフリーランサーのひとりです。僕は、「このタイミングを逃せば会えない」と思いDMを送ったところ、その流れですぐに会えることになったのです。
お互いすでにカフェでコーヒーを飲んでいたので、僕の希望で、まずは小腹を満たすため「たこ焼き屋さん・味穂」へ。そして、アメリカ村のレゲエバーへと流れました。彼女とは、まったく面識は無いのですが、お互い趣味嗜好が似ているのでTwitterをフォローしあっていたのです。
<一致>
- 僕は、4年ほど前からフリーランス
- 彼女も、4年ほど前からフリーランス
- 僕は、メディアが好きでライター・編集者として仕事をしている
- 彼女は、元広告代理店勤務。現在もメディアと関わる仕事をしている
- 僕は、Voicy、Podcast、TBSラジオが好き
- 彼女も、Voicy、Podcast、TBSラジオが好き
- 僕は、レゲエが好き
- 彼女も、レゲエをよく聴く
- 僕は、結婚している
- 彼女も、既婚者
<違い>
- 僕は、大阪出身の東京在住
- 彼女は、東京出身の大阪在住
- 僕は、複数のクライアントと仕事
- 彼女は、ひとりのクライアントと完全タッグ
とても良い刺激を頂きました!
一度も会ったことがなくても、すでにお互いの思考はなんとなく知っているので、すぐに話が弾みました。初対面の方とこんなに盛り上がれるなんて、めったにない経験です。
彼女は、将来のこともよく考えていて、具体的な将来の展望もいくつか持っていました。フリーランス、もしくは経営者として、今後ますます活躍されるんだろな、と感じます。
フリーランスの働き方は多種多様。僕のように「移り変わる人との儚さ」を感じている方は割と多いのではないでしょうか。彼女との出会いにより、気になるフリーランサーとの出会いも大切だと実感しました。
お互い既婚者で、かつ異性ですので、節度を持ちつつ、お互い刺激を与え合える関係になれれば良いなと思います。貴重な出会いでした。
Swinging’ Thinkin’ 「フリーランスの働き方」カテゴリーを作りました
最後に、このブログ記事を書きながら、新カテゴリー「フリーランスの働き方」カテゴリーを作りました。まずは、これまでの記事からフリーランスに関するものだけをまとめています。今後は、フリーランスについて気づきやコツなどあったら、また記事にして行きたいと思います。