悩んだり、迷ったり、行き詰まったら外に出よう! ヒラメキを起こす散歩のすすめ。

私の名前は高城剛。住所不定、職業不明(マガジンハウス)

 

ずっと言っていますが、アイデアと移動距離は比例します。
日常から離れれば離れるだけ、俗と欲がなくなり、自身が活性化しアイデアが湧き出ます。

高城剛著「私の名前は高城剛。住所不定、職業不明」より

自分が好きな本の一節です。
2011年2月に発売されたQ&A形式で書かれた高城剛さんについての本。格別高城氏が好きで読んだのではなく、発売1年も経ったであろう頃に書店で妙に惹かれて購入。面白い!3色ボールペンを片手に、赤線や自分のコメントを書き込みながらむさぼり読みました。

本については、違う機会に改めて書きたいと思いますが、今回は「移動の重要性」について。自分の場合、熟知している得意分野に関しては、デスクの前にいるだけで、ある程度のアイデア、企画、構成、文章などが浮かんでます。しかし行き詰まったときは、机やパソコンの前からは一向にひらめいて来ないのです。

現状打破したければ、とにかく外に出よう!

インベーダー(東京・原宿)毎日、同じことの繰り返しじゃダメなんです。

ババーンと数ヶ月間でも海外を旅できたら、何が大事で何か不要かの心の整理、さらに自分の中から新しい発想も浮かんで来るかと思います。しかしながら、多くの方はなかなかそうは出来ませんよね。

自分は物事を考える時、「とにかく歩く」か「カフェに入る」を実行しています。

徐々に変わりゆく風景、耳に入って来る環境音。歩きながらそれらに身を任せ、考え方、想い、悩みなどをアタマに巡らせます。考えようと意識します。Thinkin’ Walkin’ ♪

すると、ハッ!とヒラメキが起きます。

たわいもない事かも知れませんが、その浮かんだこと(キーワードでも良い)を手帳か携帯にその度その度メモして行きます。自分はiPhoneのメモ帳とEvernoteを愛用していますが、何にでも良いのでヒラメキメモが残るようにちゃんと書いておきます。

歩いている時は、部屋やオフィスのように自分を邪魔する者(物)が無く、考える事に集中できます。また、歩くという行為にパワーがあるからか、ヒラメキが出やすくなります。

最初は、ちょっとしたキーワードやフレーズでも良いんです。細胞分裂した細胞が再び一つに戻るかのように、それらのヒラメキが自分の新しいアイデアになって行きます。

スターバックス(東京・原宿)また、カフェに関しては歩く効果とは少し違いますが、自分を邪魔する者(物)が無いのは同じ。

ここでは、ざわついた店内で、チラホラ聞こえて来る周囲の会話がヒラメキ発射の後押しをしてくれる事があるんです!

とにかく、大きな事から小さなことまで、「う〜ん、どうしよう」なんて悩んでいる時は、まず外に出てみることが解決の一歩にきっとつながりますよ!

インベーダー(東京・原宿)


<最後にひとこと>
都会のストリート、住宅街、公園、田舎道…、出歩く場所はどこでもOKです。皆さんは日頃より、テレビ、インターネット、新聞、雑誌、人との会話など、常に情報の波にさらされていると思います。自分自身が行き詰まった時の解決方法は、ネットの検索では見つかりません。答えは自分の中にあるんだと思います。