3.11 渋谷から見た東日本大震災の記録

3.11の大震災から約2ヶ月半。
地震・津波などの自然災害に加え、原子力発電所が爆発事故を起こすという人的被害(*1)も発生しました。未だ復旧の目処が付かない現状。沢山の人が亡くなり、沢山の人の生活が失われ、沢山の人が明日への不安を抱えています。犠牲になられた方々、そしてご遺族の皆様へ深くお悔やみ申し上げます。また、被災地の一日も早い復興と皆様のご無事を心よりお祈り申し上げます。

*1 – 危険すぎる放射能汚染。事故を想定した対応が準備出来ていなかったということは、原子力発電は時期尚早。僕は人が起こした事故だと考えています。

自分は、東京で生活しています。幸いにも…という表現は大変失礼な表現ですが、直接的な被害は受けていません。そんな私ですが、自分自身の今の気持ちを忘れない為にも、自分の目で見たもの、感じた事を、自身の記録としてここに残します。

またこの記事は、当時の様子を正確に思い返す為に、読売新聞東京本社発刊の「読売新聞特別縮刷版 東日本大震災 1か月の記録」を購入し、これを見ながら当時を振り返りました。

長い記事となりますが、自分自身の記録という事でご了承下さい。

2011年3月11日(金)【大地震発生当日】

<読売新聞より>
号外「東日本 巨大地震 震度7大津波」 11日午後2時46分、三陸沖を震源とする巨大地震発生。宮城県栗原市で震度7を記録。マグニチュードは8.4。

読売新聞特別縮刷版 東日本大震災 1か月の記録
読売新聞特別縮刷版 東日本大震災 1か月の記録


 

ドコモショップ渋谷店ドコモショップ渋谷店

それは、渋谷駅から徒歩2分程の所にある「ドコモショップ渋谷店」で起きました。

ケータイの調子が悪くなったので、買い替えようとドコモショップへ。目当ての機種を手に取り吟味している最中、ポケットに入っていたiPhoneから地震予報を伝えてくれるアプリ「ゆれくる」の警告が。ここ最近良く鳴っていたので、「またか、面倒だなぁ」と無視。その十数秒後、グラグラっと大きめの揺れが発生。

女性店員さんも「揺れてますね〜」と、まだ半分笑顔だったのですが、徐々に大きな揺れになって行く様子に、他のスタッフさんが「皆さん建物から避難してください!」と叫び声。一斉に建物の外へ避難しました。写真撮影は、14時49分。

わかりにくい映像ですが、ドコモショップを飛び出し、その前の交差点の様子を撮影(マルイシティー前、神南一丁目交差点)。最初の大きな揺れは収まり、余震で電線や木が揺れています。多くの人が動揺、交差点の真ん中でも立ち止まっている人も沢山いました。手ぶれもあると思いますが、この時、地面が巨大な揺りかごのように揺れていました。

ドコモショップ渋谷店渋谷駅東口「宮益坂交差点」そばの公衆電話

自分はまだ呑気でした。Twitterでみんなの様子を垣間見ていました。そして、事務所の安否を確認しようと電話したところ…繋がらない。阪神大震災の時の思い出が脳裏をよぎりました(当時、自分は大阪に居住)。

右写真は、事務所がある渋谷区桜丘に向けて駆け出した道中の『電話ボックスに並ぶ人達』。阪神大震災の頃は携帯電話はまだ今ほど普及していない時代で、当時は家の固定電話の不通に焦りました。その時も公衆電話に行列ができ、その長蛇の列をまた目にする事に。

東急東横線「渋谷駅」改札口階段下東急東横線「渋谷駅」改札口階段下

事務所へ向かう道中駆け抜けた『東急東横線 “渋谷駅” 改札口階段下』。電車がストップし、次の発車時刻が表示されていません。

渋谷駅西口バスターミナル

渋谷駅西口バスターミナル。電車の運休目処が立たず大勢がバス停に。15時35分。

渋谷駅西口渋谷駅西口

渋谷駅西口。バス停、駅付近に大量の人が。右写真は「ガラス注意」の文字と共に立ち入り禁止に。上から割れたガラスが落ちて来たのだろうか。

事務所のスタッフは全員無事。被害も無し。
このまま仕事を続けるにはあまりに不安なので、全員帰宅する事に。ただ、電車がほぼ全面運休に。遠方のスタッフは事務所で夜を明かしました。

東急プラザ 1F東急プラザ 1F

17時52分。渋谷駅西口、バスターミナル向かいの『東急プラザ 1F』。
デパートの一階にブルーシートが敷かれ、早くも避難者の受け入れ体制。テナントに入っている洋菓子店が無料でドーナツを配布していました。

渋谷駅西口 歩道橋より

17時54分、渋谷駅西口の歩道橋より撮影。バスターミナルへ続々人が集中。

こんな時に著作権なんか気にしてられない!と、ある一人の中学生がNHKのテレビ画面をUstreamで世界中に生放送配信。テレビが見れない人や、海外に居た人達にも状況が伝わった。

Googleでは、人探し特設サイト「Person Finder」が設立。素早い対応だった。

ガスメーター注意書き

結局、自宅(世田谷区下馬)へは徒歩で。国道264号線はまるで初詣のような人の行列。渋谷から延々と続く人の波は異様な光景でした。「難民みたいだな…」と心中思っていたら、後日報道で『帰宅困難者』『帰宅難民』と表現されていました。

自宅ではガスがシャットダウン。東京ガスは地震で自動停止するそうで、家の外にあるガスメーター付随のメモを参考に復旧。『左上の黒いキャップを外す → 中のボタンを押す → 約3分待つ → 赤ランプの点灯が消える』。ただし、この日は何度も余震が発生し、その度にガスが自動停止した。

2011年3月12日(土)【大地震発生翌日】

<読売新聞より>
朝刊「東日本巨大地震 M8.8国内最大 三陸海岸 壊滅状態」「原子炉圧力が上昇 福島第一」「エネルギー阪神の700倍」「余震恐怖の夜」など

夕刊「死者・不明1400人超す 宮城・岩手の沿岸壊滅 余震100回以上 21万人が避難」「がれき覆う白煙 気仙沼延焼続く」「原発制御危険水域 冷却機能が喪失 半径10キロに避難指示を拡大」など

号外「原発強い放射能漏れ 福島第一 炉心溶融か 爆発」 12日午後3時36分頃、東京電力福島第一原子力発電所1号機建屋付近で、ドーンという大きな爆発音とともに白煙が上がり、原子炉建屋が骨組みを残して吹き飛んだ。

読売新聞特別縮刷版 東日本大震災 1か月の記録


 

東京電力より、節電協力のお願い。さらに「明日以降、需給状況が厳しくなる場合には、輪番停電をお願いする可能性もございますので、状況につきまして、引き続き報告してまいります」のお知らせ。

iPhone アプリ「Instagram」iPhone アプリ「Instagram」

iPhone の写真SNSアプリ「Instagram」では、世界中から「Pray for Japan」の画像が投稿された。

iPhone アプリ「家庭の医学」iPhone アプリ「地震関連」

iPhone アプリ「家庭の医学」が無料配布。iPhoneアプリのセールスランキングは地震関連のアプリが独占した。

テレビ全チャンネルで地震番組

テレビほぼ全チャンネルで、放送時間全て地震特番。CMも無し。ネットの情報、テレビの情報に食い入った。

日本のメディアでは、被害状況をより悲惨に見せるような報道はほとんど無かった。不安感を煽らない為の配慮だろうと、その時は考えていた。しかし、ネットでは生々しい情報が錯綜。イギリスのサイトでは、日本の凄まじい被害写真をいち早く公開し、被害の実態に恐怖が高まった。

2011年3月13日(日)【大地震発生3日目】

<読売新聞より>
朝刊「福島原発で爆発 第一・1号機 炉心溶融の恐れ」「南三陸町 1万人不明」「炉心冷却へ最終手段 海水注入 ホウ酸加え、核分裂抑制」「福島 レベル4以上か」

特別夕刊「数万人 安否確認出来ず 震源規模はM9.0」「福島第一原発 3号機も給水機能喪失」「町機能全て止まる」

読売新聞特別縮刷版 東日本大震災 1か月の記録


 

テレビ全チャンネルで地震番組

テレビ全チャンネルで地震番組。余震は収まるどころか、震源地を広げ大きな揺れを起こし続けた。3月11日の宮城三陸沖地震、地震の規模を表すマグニチュードがM8.4→8.8→9.0と訂正された。

世田谷公園

TV、ネットにかじり付くのを一時中断。部屋の電気を全部消して近所の世田谷公園を散歩。いつもの長閑な日常だった。

渋谷駅前スクランブル交差点

渋谷駅前スクランブル交差点

渋谷駅前スクランブル交差点。
いつもと変わらない渋谷駅前だけど、街頭ビジョンが全部消えていて静か。周辺の店舗も臨時業業だったり、営業時間が18時までだったりと不思議な街並に。節電意識が高まる。

海外では「日本は地震に対する準備、行動が素晴らしい」と賞賛する新聞記事が多数と報道(フジテレビ)。確かに自分の周りでは暴動やパニックが起きる事も無く、皆、礼儀正しかった。

2011年3月14日(月)【大地震発生4日目】

<読売新聞より>
朝刊「計画停電きょうから 東日本巨大地震 5グループ各3〜6時間」「3号機も水素爆発の恐れ」「宮城、死者1万人以上」「大量の孤立者」「計画停電  経済打撃」「米 原発に悪印象懸念」

号外「原発3号機で爆発 福島第一 炎と大量の煙 作業員負傷 20キロ圏内、屋内退避」 東京電力は、14日午前11時ごろ、福島第一原子力発電所3号機で、2回にわたって爆発音が上がったと発表した。

夕刊「原発3号機も爆発 福島第一 炉心溶融の可能性」「放射性物質 拡散の恐れ」「停電計画 大混乱 東電判断、二転三転」

読売新聞特別縮刷版 東日本大震災 1か月の記録


 

 

内閣官房より国民へ一斉メール

政府内閣官房から「徹底した節電をお願いします」とのエリアメール。

自分が暮らす、東京23区内はほぼ計画停電外でした。今まで聞いた事がない『計画停電』『輪番停電』がはじまる事に。「みんなもっと節電しないと!」そんな意識が更に高まりました。

ネットとテレビの温度差を感じた。ネットでは「即刻避難した方が良い」という意見が多数交わされ、何を信じれば良いのか?と感じた。

看板の電気を消しているので、一見どこにお店があるのかわからない。店内も薄暗く、商品はどこも品薄でした。

2011年3月15日(火)【大地震発生5日目】

<読売新聞より>
朝刊「燃料棒 全て露出 2号機、冷却水が消失」「冷却水制御 手探り」「原子炉冷却 対応後手」「株1万円割れ」「救援物資 届かない」

号外「高濃度放射性物質を検出 福島第一2号機 原子炉格納容器が損傷」

夕刊「超高濃度放射能が拡散 福島第一4号機 身体に影響の数値」「避難者 凍える朝 久慈で氷点下」「30キロ圏 住民ぼう然」 菅首相は15日午前11時、緊急の記者会見で、同原発から約30キロ圏内の周辺住民に被曝を避けるための屋内退避を要請した。

読売新聞特別縮刷版 東日本大震災 1か月の記録


放射能に不安を感じながらも、昨日から渋谷のオフィスへ。マスク着用、事務所の蛍光灯は全てオフ。自宅では洗濯物を全て室内干しに。相変わらず余震が続き、次々と届く悪いニュースに不安感が高まり続けた。

2011年3月16日(水)【大地震発生6日目】

<読売新聞より>
朝刊「燃料棒露出続く 放射能レベルは低下 冷却へ新送電線計画」「4基  懸命の制御 作業員400ミリシーベルトの恐怖と闘う」「溶融回避なるか」「薬不足 医師悲鳴 救える命が救えない」

夕刊「3号機格納容器 損傷か 建屋から白煙」「物資 避難所に配れず ガソリン欠乏・輸送ルート途絶」

読売新聞特別縮刷版 東日本大震災 1か月の記録

渋谷は家賃が高いので、支払えるか…と店主は不安を漏らしていました。外出を控えている人が多く、渋谷の街はいつもの半分くらいの人に感じる。近隣のホテルは空室率7割なんていう話も聞いた。

2011年3月17日(木)【大地震発生7日目】

<読売新聞より>
朝刊「警視庁放水車投入へ 放射能漏出を防ぐ」「円16年ぶりに79円台」「原発6基危機 放射線量激しく変動」

夕刊「3号機 ヘリで水投下 燃料プール冷却急ぐ」「円急騰 一時76円台」「避難所に健康不安 インフル感染の危険も」

読売新聞特別縮刷版 東日本大震災 1か月の記録


 

渋谷駅構内 東急百貨店渋谷駅西口 バスターミナル

午後6時9分。JR渋谷駅構内『東急百貨店』、節電のため閉店時間繰り上げ。渋谷駅とは思えない暗さ。渋谷駅西口バスターミナルは混雑、マスクも目立つ。

東急東横線「渋谷駅」ホーム東急東横線「渋谷駅」ホーム

東急東横線「渋谷駅」大混雑!並ぶ為に並ぶ状況。あまりの混雑に改札口閉鎖。ホーム全面に人がぎっしり。

2011年3月18日(金)【大地震発生8日目】

<読売新聞より>
朝刊「3号機 陸からも放水 消防車両5台で30トン」「プールに燃料4546本 3号機、異常過熱」「薬がない…患者悲鳴」

夕刊「放水 東京消防庁も動員」「G7、円売り協調介入」「みずほATM連休停止 システム障害 給与62万件振り込み出来ず」

読売新聞特別縮刷版 東日本大震災 1か月の記録

政府からの発表は、ほとんど枝野官房長官が行っていた。3月11日より、連日首相官邸からの発表が行われ、ツイッターでは「枝野さん少し寝た方がいい #edanonero」と、過労を心配する声も多かった。

2011年3月19日(土)【大地震発生9日目】

<読売新聞より>
朝刊「3号機、連日の放水」「死者6911人、阪神超す」「冷却 電源が生命線」「深刻度レベル5」 スリーマイル島と同じ評価に。

夕刊「電源復旧 最終段階 2号機 冷却機能回復目指す」

読売新聞特別縮刷版 東日本大震災 1か月の記録


 

渋谷駅前スクランブル交差点渋谷駅前スクランブル交差点

渋谷駅前スクランブル交差点。いつも賑やかな駅前大型ビジョンは今日も静か。

ビックカメラ駅前 渋谷ハチ公口店

懐中電灯の売り出し。1台12,400円の高級品。この時期、食材に加え、乾電池や懐中電灯が品薄になり、ほとんど買う事は出来なかった。ビックカメラ駅前、渋谷ハチ公口店。

2011年3月20日(日)【大地震発生10日目】

<読売新聞より>
「2号機に電源接続 通電確認し冷却へ」「福島の牛乳、茨城のホウレンソウ 規制値超す放射性物質」「冷却装置動くか 送電再開大詰め」

読売新聞特別縮刷版 東日本大震災 1か月の記録

コンビニ(東京・世田谷区)

もう慣れたけど、ホントに何も売ってない。

2011年3月21日(月)【大地震発生11日目】

<読売新聞より>
「9日ぶり2人救出 80歳祖母と16歳」「2号機、通電作業続く」「ヨウ素剤 混乱の配布」

読売新聞特別縮刷版 東日本大震災 1か月の記録


 

2011年3月22日(火)【大地震発生12日目】

<読売新聞より>
朝刊「2号機通電作業中断 3号機から煙、退避」「放射線量減 放水効果か」「臨時のFM局 続々開局」

夕刊「海水から放射性物質 福島第一原発放水口付近 安全基準の127倍」

読売新聞特別縮刷版 東日本大震災 1か月の記録


 

渋谷駅前スクランブル交差点

渋谷の朝、午前10時22分。微かな小雨でも、きっちりと傘をさしている人が目立つ。

紀伊国屋書店 渋谷店

紀伊国屋書店渋谷店。もちろん書籍の入荷も困難に。ガソリン不足、製紙工場の被害などが原因。

東急プラザ

渋谷東急プラザ。18時閉店の張り紙。まだこの時期、ほとんどの店舗は18時までの営業と自粛ムードだった。「節電の為に自粛すべき」「経済を回す為に通常通りに営業すべき」、ネット上ではそんな議論が頻繁に交わされていた。

牛乳売り切れ乾電池売り切れ

食品では、水、牛乳、ヨーグルト、納豆、たまご、インスタントラーメン、冷凍商品などは見掛ける事は無かった。また懐中電灯用の大きめ単一・単二電池や、カセットコンロ用のカセットボンベも在庫切れ。また水を買うのに母子手帳が必要、という店舗もあった。

2011年3月23日(水)【大地震発生13日目】

<読売新聞より>
朝刊「3号機 制御室に照明 原発中枢に電源接続 冷却再開へ前進」「東電の賠償 国も負担へ」「放射性物質 原発から16キロの海でも安全基準の16〜80倍」「不明者なお1万3700人 救援隊、懸命の活動」

夕刊「制御室通電 3・4号機 真水給水へ作業」「東電に2兆円融資へ 3メガ銀大手信託」「放射性物質 福島葉物 出荷・摂取制限 政府 野菜11品目規制値超す」

読売新聞特別縮刷版 東日本大震災 1か月の記録


 

三菱東京UFJ銀行渋谷支店
三菱東京UFJ銀行渋谷支店。午前11時の様子。節電により、営業していないのでは?と勘違いするほどの暗さ。行内はぼぼ無灯火だった。

東急東横線 渋谷駅

東急東横線 渋谷駅

井の頭線 渋谷駅

東急東横線「祐天寺駅」時刻表

この記事を書いている今現在もですが、震災以降、鉄道会社は全線節電仕様。電車の本数も約2〜3割程度減り、駅構内では改札、切符売り場、エスカレーター等が一部ストップ。照明も通常よりかなり暗めに落とされている。

 

 

水道水の汚染に「もう逃げ隠れ出来ない…」と感じた。

2011年3月24日(木)【大地震発生14日目】

<読売新聞より>
朝刊「放射性物質 安全委、拡散試算を公表 計器故障でデータなく避難の役に立たず」「賭の浄化場 放射性物質 乳児飲用基準の2倍」「福島・飯館 土壌から117万ベクレル」「子供のミルク 作れない…」

夕刊「12知事選告示 統一選スタート」「放射性物質 千葉の浄水場も検出」

読売新聞特別縮刷版 東日本大震災 1か月の記録


 

渋谷駅前スクランブル交差点 報道陣

渋谷駅前スクランブル交差点 ドクター中松

こんな時期ですが、予定通り東京都知事選挙が始まる事に。写真は、東京都知事選に立候補のドクター中松さん。私は、阪神淡路大震災を一週間前に予測。今回も予測。地震のプロ、原子力のプロ、原子力に代わるエネルギーのプロと演説。

2011年3月25日(金)【大地震発生15日目】

<読売新聞より>
朝刊「第一原発3号機 作業員被曝、2人搬送」「汚染水、靴の中に」

夕刊「作業員被曝 放射性物質 高濃度の水 第一原発3号機通常炉内の1万倍」「20〜30キロ圏 自主避難促す」「死者1万人超す」

読売新聞特別縮刷版 東日本大震災 1か月の記録

2011年3月26日(土)【大地震発生16日目】

<読売新聞より>
朝刊「自主避難20〜30キロ圏 8市町村なお1万人」「3号機、配管損傷か」「炉の水漏れ可能性 核燃料損傷で汚染か」

夕刊「海水に1250倍放射性物質」「1〜4号機 真水注水急ぐ」

読売新聞特別縮刷版 東日本大震災 1か月の記録


 

2011年3月27日(日)【大地震発生17日目】

<読売新聞より>
朝刊「炉内の核燃料 損傷進行か 放射線量 大気中では変わらず」「汚染水が作業阻む」「配管から海へ流出か」

読売新聞特別縮刷版 東日本大震災 1か月の記録

2011年3月28日(月)【大地震発生18日目】

<読売新聞より>
朝刊「2号機 高濃度汚染水 東電、分析めぐり混乱」「トモダチ作戦米軍総力」

夕刊「汚染水除去が難航 2・3号機復水器満水で」「2号機の燃料溶融」

読売新聞特別縮刷版 東日本大震災 1か月の記録


 

渋谷駅前スクランブル交差点 109

渋谷駅前スクランブル交差点

18時56分、渋谷駅前スクランブル交差点。この時間でこの暗さ。普段は昼間以上に活気づき始める時間なのですが、人は多いものの静かで暗い。109も18時までの営業。

2011年3月29日(火)【大地震発生19日目】

<読売新聞より>
朝刊「プルトニウム微量検出 敷地内の土壌から」「建屋外でも高放射能」

夕刊「汚染水移し替え着手 3号機建屋 復水器からタンクへ」「津波浸水、宮城が最大」「TTP6月結論先送り」

読売新聞特別縮刷版 東日本大震災 1か月の記録


 

東京都知事選挙

東京都知事選挙の告示。選挙日は4月10日。石原慎太郎氏が4度目の当選を果たした。

余談ですが、この選挙投票日の翌4月11日、福島第一原子力発電所の事故において、事態の深刻さを表す国際原子力事象評価尺度(INES)がレベル5からレベル7への引き上げられた。レベル7は、最上の危険度レベルで、チェルノブイリ原発事故と同等レベル。

東急ストア

震災以降、初めて牛乳を発見!初めて見る銘柄ですが、ありがたく購入。久々の牛乳に感動しながら、おいしく大切に頂きました。祐天寺駅前、東急ストアにて。

2011年3月30日(水)【大地震発生20日目】

<読売新聞より>
朝刊「2・3号機 汚染水回収急ぐ 1号機、水位下がらず」「宮城沿岸 水没18日」「10メートル津波 想定なし」

夕刊「放射能固着へ樹脂散布 あすにも敷地内8万平方メートル」「原発沈静化 世界が総力 米・仏・中 機材や専門家」

読売新聞特別縮刷版 東日本大震災 1か月の記録


 

桜

渋谷区桜丘町の「さくら通り」。長い冬が終わり、いよいよ桜が咲いた。

桜

2011年3月31日(木)【大地震発生21日目】

<読売新聞より>
朝刊「1〜4号機 廃炉 東電会長陳謝 安定には時間」「震災孤児数百人か」「廃炉 数十年がかり」

夕刊「30キロ圏住民、定期検診 政府検討 スリーマイル参考に」「40キロの飯館村で高放射能 IAEA、避難検討促す」「海水から4385倍ヨウ素」

読売新聞特別縮刷版 東日本大震災 1か月の記録


 

震災の被害・復興に加え、一向に収まらない原発事故。この記事を書いている、震災から2ヶ月半があった5月末になっても、今だ原発事故の収束の目処がたっていません。

5月29日現在
死者・行方不明者数 2万3,795人 (NHKニュースより)