フリーランスライターは老人になってもできる仕事! ……だと思ったけど、何より健康が大事

フリーランスライターは老人になってもできる仕事! ……だと思ったけど、何より健康が大事

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大人と子供の手。握力がなくなる病気に

皆さん、何歳くらいまで仕事しようと思っていますか?

会社を定年するまで? でも、今は終身雇用がほぼ崩壊しているし、そもそも定年後に再就職をする方が急増してしています。日本政府も一億総活躍を掲げているし、年金だって今は65歳からの支給だけど、年金受給資格の高齢者の定義は70歳に引き上げられようとしています。将来はさらに高年齢化する可能性もありますよね。

この老人いじめのような現象は、少子化が原因だと考えている方は多いですが、実は日本人の寿命が伸びているのも大きな原因なんですよね。戦後しばらくは50〜60歳までしか日本人は生きられなかったのですが、今や男女共に平均寿命は80歳を超えています。

昔は60歳で、おじいちゃん・おばあちゃんだったのです。

今、60歳の「還暦祝い」で赤いちゃんちゃんこを着せられて長寿を祝われても、なんだか似合わないですよね。イメージが湧きやすいように、今年2017年に60歳になる有名人を何人かあげますので、その方がおじいちゃんやおばあちゃんであるかを判断してみてください。

大仁田厚、大竹しのぶ、長渕剛、尾崎亜美、ガダルカナル・タカ、かたせ梨乃、根本要、松居一代……。

老人では無いですよね。

日本人の平均寿命の推移

  • 昭和22年(1947年) 男50歳 / 女54歳
  • 昭和30年(1955年) 男64歳 / 女68歳
  • 昭和40年(1965年) 男68歳 / 女73歳
  • 昭和50年(1975年) 男72歳 / 女77歳
  • 平成27年(2015年) 男81歳 / 女87歳

*厚生労働省「平成27年簡易生命表の概況」参照。年齢は四捨五入しています。

30代はレゲエ専門の編集者、40代はオールジャンルのフリーランスライターに

僕の30代は、レゲエを本業とした10年間でした。好きなことが仕事になり、めちゃくちゃ楽しい日々を送っていました。

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そして、現在の40代はフリーランスになり、主にフリーライターとして活動しています。独立したばかりの頃はレゲエ関係の仕事が多かったのですが、徐々にジャンルを広げ、現在は「男性の育児・子育て」に関わる仕事が増えました。

僕は、フリーランスになり、そしてライター業を増やしながら、「これは良い仕事にたどり着いたな!」と我ながら思っています。なぜなら、ライター業は年齢不問でいつまでも仕事ができるからです。今は音楽や子育ての記事を書いていますが、これだけに留まるつもりはありません。なぜなら、僕の興味は年齢と共にきっと変わって行くからです。

僕は性格上、興味を持った事にとことんハマりがちです。「他のジャンルの記事も書けるのか?」なんて心配は全くしていません。

僕は60歳の還暦でもバリバリ現役。再就職の心配はなし。70歳でも、80歳でも、生涯現役! AI(人工知能)が進化してコンピュータが記事を書いてくれるようになれば、僕はメディア編集長になろう。そう、思っていました。

つい先週までは……。

健康を損なったら、文書すら書けない

握力がなくなって、字も書けなくなった

先週、手足口病の感染・発症をきっかけに、原因不明で握力がなくなる事態に陥ってしまいました。両腕・両脚が猛烈な筋肉痛に数日間襲われ、手が脱力してしまったのです。

上の画像は、病院で「この用紙に書いてください」と言われた時に、ペンが握れず名前が書けなかったときの様子です。フルパワーを発揮しても、水道の蛇口をひねって水が出せないほどに握力が低下したのです。

病院で握力測定した際、「左手 6kg、右手 18kg」になっていました(成人男性の平均値は50kg)。

このとき僕は、ある原稿の〆切に追われていました。「握力がなくても、パソコンのタイプはできるだろう」と思われるかも知れませんが、キーボードの上で手を動かすのが辛く、ゆっくりとしかタイプできず、それでも10分もすればくたくた。MacとiPhoneの音声入力機能(障がい者向けのアクセシビリティ)を併用しながら、なんとか書き上げたのです。

そのとき僕は気づきました。

いくらライターだと言っても、健康を損なうと仕事ができないのだと。

僕はボケない限り将来現役を貫けると思っていました。しかしそれは、ちょっとしたきっかけで脆くも崩れてしまう甘い考えだったのです。

健康は失ってからその大切さに気づきます。我が身に苦痛が襲いかかって、初めてその深刻さに気づきます。

病状は幸い好転し、今は握力も少し回復しました。

病院では、ギランバレー症候群や筋ジストロフィなどの可能性も検証され、「もしかしたら、このまま動けない人になるのでは無いか」と怖かったです。

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超高齢化時代を迎えるにあたって、最も大切なのは健康

冷や汗をかく高齢者

仮に仕事をしなくても良いほど十分な資産が築けたとしても、健康な身体がないと何もできません。ましてや、凡人である僕がそんな資産を持っているはずもなく、老後のプランは「生涯現役」が最良だろうと考えていました。

でも、それは健康があってのこと。

メディアでは、身体に障がいを持っていても頑張っている方がたびたび登場しています。彼らは、自分自身、そして周りの人たちが血の滲むような努力をしているからこそ、活動できているのだと思います。もし、自分の身体が不自由になったとき、そんな気迫が出せるだろうか。落胆して何もできなくなるのではないだろうか。

また、仮に病気や事故に遭わなくても、歳を取れば必ず身体は衰えます。出来ることが出来なくなってくるのです。

僕たちが実際に高齢者になる頃には、日本人の平均寿命は100歳くらいになっている可能性はあるでしょう。人間の身体は部位にもよりますが、たしか20歳とか25歳で成長のピークを迎えます。寿命が50歳であれば残り20〜30年ですが、寿命が100歳になればピークから70〜80年も身体を使うことになります。

どんな人生設計も、健康が失われれば一気に崩壊する怖れがあります。極めて当たり前ことですが、健康維持に努めるのも仕事のひとつであると、強く認識しました。

病気になってから病院に頼る生活ではなく、日頃からセルフケアに努めるのがとても大事ですね。僕もそうします。皆さんもどうぞご用心ください。