「ブログの文字数を事前に決めたい」
「ライターに寄稿してもらう際、文字数を指定したい」
そんなとき「1記事1,500文字」を目安にすると、スムーズです。
僕はこれまで、ブロガー、ライター、編集者として、15年以上ウェブの記事を作り続けてきました。長年の経験を踏まえ、これがスマホ時代のユーザーに対して親切である、と気づいたのです。
本記事では、1記事1,500文字の記事構成についてお伝えします。手順に沿えば、すぐに書けるようになるでしょう。当てはめるだけなので簡単です!
記事テーマを決める「ワンコンテンツ・ワンメッセージ」
構成の前に、テーマが必要です。
このとき「ワンコンテンツ・ワンメッセージ」にするのが重要。1つの記事につき、伝えたいメッセージは1つにしよう、という意味です。
WEBメディア運営者なら実感していると思いますが、アクセス経路はGoogleなどの検索サイトが大半。記事数が増えるほど検索流入の割合が高くなるのが一般的です。
ですので、検索ユーザー視点は欠かせません。あなたが検索するとき、どんなキーワード検索を入力しますか?
- 「銀座 ランチ 子連れ」
- 「Mac 起動しなくなった」
- 「肉じゃが レシピ」
このとき、今すぐ答えが知りたいですよね。
銀座を網羅したガイドブック、Macの全操作がわかるマニュアル、食材について詳細に書かれた専門書を読みたい訳ではありません。
まずは、「悩み」と「回答」を決めましょう。
構成は問解未動、ドラえもん式で書こう!
最も有名な記事構成は「起承転結」です。しかし、WEBの記事では最適とは言えません。
- 起:現在の状況
- 承:話が展開
- 転:思いがけないことが起きる
- 結:その結果
これを「銀座 ランチ 子連れ」に当てはめてみます。
- 起:子連れでランチを楽しみたい
- 承:お店選びは難しい
- 転:間違えたら台無し
- 結:いいお店はココだ!
これでは非常に回りくどく、最後まで読んでいれらませんよね。
そこで僕が提唱するのは「問解未動」です(通称「ドラえもん式」)。
- 問:困った問題が起きている(のび太)
- 解:解決方法はこれだ(ひみつ道具)
- 未:問題を解決したら、未来はこうなるぞ(使ってみた)
- 動:あなたもやってみよう!
マンガでは、のび太がひみつ道具を欲張って使いすぎて、トホホな結末を迎えます。ここではユーザーの問題解決が目的ですので、結末のみ「動」(行動:アクション)と変更し「やってみよう」で締めくくります。
- 問:子連れでランチを楽しみたい
- 解:おすすめのお店はココ
- 未:親子で満足できるよ
- 動:あなたも行ってみよう!
先に答がわかると、スッキリしますよね。
このドラえもん式については、僕の連載に詳しく書いていますので、ぜひご覧ください。
■MONEY PLUS(運営:マネーフォワード)
起承転結はダメ!読まれるブログは「ドラえもん式」で書こう
文字数が足りなくなった
伝えたいテーマによっては、文字数が不足することがあります。
そんなとき、1,500文字を目安にラフ記事を作り、そこに肉付けすればOKです。ただし、無駄は削ぎ落す方がユーザーには親切です。
また、主題以外について書きたくなることもあるでしょう。
幅広く書きたいときは、別記事にして関連リンクを張ってください。当該記事では、ごく簡単に触れるだけに留めておきます。
問解未動・1500文字で書いてみよう!
スパッと回答がかけるのに、わざわざ冗長にする必要はありません。また、カットし過ぎて意味が伝わらなくなるのも本末転倒です。
そこで、この構成と文字数は、我ながら絶妙だと実感しています。
自分の文章力アップにもなるので、ぜひお試しを!
ちなみに、この記事はここでちょうど1,500文字です。