最近、10年以上前のデジカメや古いスマートフォンで撮影するのが流行っています。理由は、画質が悪いのがエモいからだそうです。
中古市場も賑わっていて、中古カメラショップやメルカリでもどんどん売れています。ちょっと覗いてみてください。
さて、そんな中、「昔のiPhoneやデジカメで撮った写真や動画って、どんな感じ画質だったっけ?」と思い、半ば冗談半分でAppleの純正アプリ『写真』の検索窓に、iPhone 4と入力してみました。
偶然気づいたこの機能、思い出探しにすごく便利だと気づき、その使い方をお伝えします。『写真』はApple純正アプリなので、Mac、iPhone、iPad、いずれのデバイスでも検索可能です。
iPhoneのモデル名で撮った写真・動画を検索する方法
まずは、iPhoneのモデル名(機種名)で検索する方法です。
手順
- 検索(虫眼鏡アイコン)をタップ
- 検索窓に「Apple iPhone ◯◯」と入力します
たとえば、「Apple iPhone 8」「Apple iPhone 13 mini」「Apple iPhone 15 Pro」などと入力してください。
注意点は、以下の2つ。
- iPhone 12 のようにiPhoneと数字の間は半角スペースを入れる
- Appleは無くてもいいが、入力した方がより正確な検索結果になる
この検索により、それぞれのモデルで撮影された写真・動画のみが表示されます。「iPhone 4って、どんな画質だったっけ?」なども即座に確認できるわけです。
カメラのメーカー・機種名で撮った写真・動画を検索する方法
次は、コンデジや一眼レフカメラなど、デジタルカメラで撮影された写真・動画を探す方法です。
手順
- 検索(虫眼鏡アイコン)をタップ
- 検索窓に「メーカー名 機種名」を入力します
メーカー名を入れるだけで、自動的に機種名が表示されます
ちなみに、一眼レフカメラで撮影し、RAWデータをJpgに現像(書き出し)した場合であっても、カメラの機種名で検索できます。ただし、Exif情報を削除する設定になっている場合は、カメラ機種名での検索はできません。
カメラの機種名で検索すると、当時を懐かしむことができる
さて、以上でメーカー名・機種名で検索できるのがわかったかと思います。
この検索キーワードの使い道なのですが、昔を懐かしむのに最適です。「iPhone Xの頃は、こんなことがあったなぁ」「Nikonの一眼レフカメラで撮影した気合いを入れた写真。あぁ懐かしいなぁ」など。
個人的には、僕の「写真」アプリには2002年から22年分のストックがあります。約12万枚の写真と約8,000本のビデオです。過去の振り返り方として、年別や月別、または地域別での絞り込みがあります。これでも十分便利なのですが、iPhoneのモデルやカメラの機種での絞り込みは、また違った格別な感動があります。
ぜひ、今すぐやってみてくださいね!
昔のiPhoneで撮った写真の画質は? 昼間・夜間・インカメラなど色々紹介
最後に、せっかくなので「昔のiPhoneやデジタルカメラで撮った写真はエモいのか?」を検証すべく、僕のアルバムの中からザッとご紹介します。
Apple iPhone 4 で撮影した写真
2012年8月11日、渋谷スクランブル交差点にあるTSUYATAの書店。当時はみんなこぞって雑誌を読んでいました。今となっては信じられない光景ですね。
ちなみにiPhone 4の頃は、まだまだガラケーが中心です。僕はガラケーとiPhoneの2台持ちでした。周りも2台持ちが大半でしたね。
iPhone 4は、iPhone シリーズで初めてインカメラ(内側カメラ)が搭載されました。記念に自撮り。
夕方の屋外写真です。これはエモいのでは!? 江ノ島のビーチ沿いにある建物とテラス。オールドフォト感があります。
壁一面に描かれたグラフティーと、カラフルなファッションを着こなすレゲエクルーとダンサーたち。色鮮やかに撮影できています。SNOBさん(@SNOBTSUNECHAN)のDVD制作の一環で、渋谷の代々木公園の高架下で撮影しました。楽しかったです!
エモいかどうかは微妙なところですが、最近のiPhoneだと夜でもパキッと綺麗に撮れてしまうので、ボヤけているのは味わい深いかもしれません。
初期のiPhoneは暗所が苦手で、クラブやライブハウスなど動きがあればもっと撮影は厳しくなります。残像が出るぼやけた感じは、ある意味、動きがあるダイナミックさはあるかもしれませんね。
Apple iPhone 5 で撮影した写真
iPhone 5 になると、暗所もグッときれいに撮影できるようになります。ライブハウスで激しい動きの中、それほどぶれていません。あまり古い写真という感じはありませんね。
iPhone 5 のインカメラで自撮りしました。インカメラの性能はかなり低いまま。古さやエモさは感じますね。
新大阪駅でドクターイエローに遭遇。明るい部分と暗い部分があると、綺麗に撮るのは難しいです。車両はくっきり撮れていますが、ホームにいる人たちは陰になってほとんど写っていません。ある意味、エモさはあるかな?
背景ボケも出ています。手持ちでもったカップにピントを合わせて背景はぼけています。今どきのスマホ感もあり、およそ10年の写真とは思えないですね。
料理を撮影。もしかしたら、ちょっとエモい感は出てるかも!? どうだろ……。ちなみに、粉太呂(こたろ)はとっても美味しいうどん屋さんなのですが、つい最近閉店してしまったそうです。寂しい。
Apple iPhone 6 で撮影した写真
iPhone 6になると、背景ぼけも撮れるようになりました。まだまだ一眼レンズですが、f値が向上しています。もはやレトロ感はありませんね。
ただ、インカメラはまだ画質は低め。ただ、これがレトロ感と言っていいのかは、悩ましいところです。
夕方の盆踊り。薄暗くなりつつある中で、提灯や動いている人を撮影。比較的綺麗に撮れていますね。
夕方の関西国際空港。光と影が綺麗に撮れています。若干のエモさはあるかもしれませんが、わざわざ言われないと古いスマホで撮ったとは気づかれないかもしれませんね。
なかなか綺麗に撮影できるiPhone 6ですが、夜間はまだ弱いです。少し向上してきていますが、微妙なクオリティですね。
iPhoneに関しては、これ以降のiPhone 8、iPhone Xなどもありますが、もはやレトロ感とが言い難いので、昔のiPhoneの写真を紹介するのはここまでとします。
それでは皆さんも、昔のスマホやデジカメの機種名で検索して、懐かしい写真・動画を掘り起こしてみてくださいね。思い出がドッとよみがえり、胸を熱くして楽しめますよ!