有益なコンテンツとは、読者にとって得だったか、為になったか。もしくは面白かったか【WordCamp Tokyo 2012 レポート】

有益なコンテンツとは、読者にとって得だったか、為になったか。もしくは面白かったか【WordCamp Tokyo 2012 レポート】

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WordCamp Tokyo 2012レポ。コンテンツセッションが最高!メモさらします。

ワードキャンプ東京2013今日、WordPressの祭典「WordCamp Tokyo 2013」へ行って来ました。

WordPressとはオープンソース(無料公開)のサイト制作・運営システム。Swingin’ Thinkin’ もワードプレスで制作されています。

開催会場を6つのブースに分け、カンファレンス、セッション、座談会など、それぞれ同時進行で行われました。どれもこれも魅力的なのですが、「自分はどれに参加するのか?」を選ばないと行けません。自分は、5つのセッションをはしごしました。

  • 初心者向けセッション(基礎)
  • コンテンツセッション(記事など)
  • テクニカルセッション(PHP、プラグインなど)
  • デザインセッション(制作など)
  • 運用セッション(マネタイズなど)

各セッション、それぞれ4,5人のスピーカーをゲストに招き、司会者が場を仕切りながら各テーマについて話す、意見を交わす、議論する、といった構成です(各45分)。

ワードキャンプ東京2013

WordCampに一緒に参加した24×7 RECORDSの村木女史は、デザイン・セッションが一番興味深かったそうです。テクニカル・セッションでは理解不能ながらもフムフムと関心していました。プログラマーはかっこいいですね!モテ職業なのかも知れません。

自分はやはり記事制作。コンテンツ・セッションが非常に役に立ちました!

セッションの途中で、「これはヤバい!」と慌ててメモ。途中から、しかも断片的ではありますが、メモった内容を公開します。

*録音からの書き起こしではなく、乱雑なメモ書きからなので、多少聞き間違っている可能性があります。どうぞご了承くださいませ。また、後日WordCampから公式に映像が公開されるとの事なので、全体や詳細を知りたい方は、そちらの公開をチェックしてみてください。

 

コンテンツ・セッション概要(公式サイトより引用


せっかく素敵なデザインのウェブサイトを作成しても、中身の情報が薄ければ魅力も半減です。とはいっても、魅力あるコンテンツを作るのは簡単ではありません。

このセッションでは、記載する内容の見つけ方、読者の心に響く記事の書き方、効果的な記事の拡散方法や、ネットから実店舗の集客方法など、さまざまなジャンルのウェブサイトを運営するパネリストから聞き出していく内容を予定しています。


 

コンテンツ・セッション(ワードキャンプ)

登壇者 / スピーカー


竹内 紳也さん(株式会社LIG
株式会社LIG webディレクター・広報担当。普段は主に会社のブログ(LIGブログ)の運用を行っている。LIGブログではブログ上で公募した社会人や学生のライターに協力して頂いているが、中にはWordPressに初めて触れるようなライターも多い。その為、弊社のエンジニア達と相談して「いかにわかりやすく、使いやすい管理画面にカスタマイズするか」を日々模索中。[/note]

[note]田村 啓さんしくみラボ
1999年よりネット・ベンチャー・システム開発・広告・成果報酬型広告と言った分野で起業したりベンチャー企業での勤務経験があります。2009年より株式会社しくみラボ代表。おもな実績は、美的.com (http://www.biteki.com/) のサイト運営・収益化コンサルティング。[/note]

[note]白坂 翔さんしらかさブログ
元自衛隊で元ホスト。ウェブデザイン事務所の代表、84ism.jp編集長、 ボードゲームカフェオーナー、JELLY JELLYCAFEオーナー、株式会社人狼の代表取締役予言者。どんなサイトもWordPressで作ってしまう。[/note]

[note]三浦 卓馬さん教育教職サークルwith us
Webやメディアコンテンツについて勉強中の大学4年生。専攻科目は教育。 ビジネス現場で使えるコーチングを目指している。理想の教師像について語るサマーキャンプというイベントを実施するために教職志望者を集めてイベントを開催。


 

司会者 / モデレーター


染谷 昌利さんSoemya Masatoshi.jp
ブログの運営や執筆、講演、企業やブロガー、アフィリエイター向けのコンサルティングなどを生業にする、ふわふわしたなんでも屋。日本Androidの会 コミュニティ運営委員。日本アフィリエイト協議会(JAO)理事。著書に「ブログ飯 個性を収入に変える生き方」がある。[/note]

WordCamp Tokyo 2013「コンテンツセッション」より引用


どういったコンテンツを公開していますか?

→ 株式会社LIG 竹内さん
ウェブ制作会社なので技術系が人気だが、そいうったものばかりではなく面白系も掲載する。社内でブレスト会議というのをやっていて、5〜6人が集まり面白い事の意見を出し合う。また、Googleトレンドから今旬のネタ(キーワード)もチェック。

→ 株式会社しくみラボ 田村さん
雑誌「美的」。紙媒体がベースでそれを記事化しているので、新たなネタ探しは不要。『秋の新商品全部載せました』的な、まとめページは人気があり、回遊性も高い。単発ページは、そのページしか見ないので効率が悪い(離脱率が高い)。

そもそも有益なコンテンツとは?

→ 大学4年生 三浦さん
サイトやページを見終わったあとで、それが実生活で活かせるかどうか

→ JELLY JELLY CAFE 白坂さん
バズッたか?ツイートやいいねが、どれだけあったか(Twitter, Facebook)。

→ 株式会社しくみラボ 田村さん
読者をイメージする事が重要。どこに住んでいて、何歳で……。その読者にとって有益な記事かどうかを考える。

→ 株式会社LIG 竹内さん
読者にとって、得だったか、為になったか。もしその両方がないなら、面白かったか。読み手のメリットが大切。書きたいこと=有益、ではない。

商品やサービスを紹介すると、すぐにステマといわれる

→ 株式会社LIG 竹内さん
宣伝なのに宣伝ということを隠すと、読んだ人が「ダマされた!」という感情に。なので、最初に「この記事は宣伝ですよ」と公言する。記事にはステマ・タグも付けている。「宣伝をかくして、宣伝してください」という依頼があるが、それは良くない。

→ 株式会社しくみラボ 田村さん
女性誌で……(過激発言だった、念のため伏せます。スイマセン)。

LIGは最初からアクセスあったのか?

→ 株式会社LIG 竹内さん
最初の数ヶ月……1年くらいは、全然アクセスが無かった。毎日更新を地道に続けていると、検索流入が増えて来て、固定のファンが徐々につくようになった。そのうちに記事がたまにバズッて、やっと外に出れた。

実店舗やイベントの集客につなげる秘訣

→ JELLY JELLY CAFE 白坂さん
SNSの活用。ツイートするタイミングも大切。金曜日の夕方は良くないと言われてるけど、そこでツイートし、週明けの月曜に再度ツイート。それで週末に掛けて段々と認知度が上がって行った、という例があった。Twitter、Facebook、Blogの連携も考えること。

→ 大学4年生 三浦さん
こくちーず(告知’s)というサイトを活用しました。

SNSの活用

→ 株式会社しくみラボ 田村さん
炎上が何より恐ろしい。使っている側(発信者)のリテラシーが大切。あと、プレゼントのキャンペーンはおすすめ!「これをツイートしてくれたら応募完了」のようなキャンペーンは効果があった。

→ 株式会社LIG 竹内さん
SNSは、ファンとの交流の場として、大きな意味を持っている。SNS上だと、みんな気軽に意見を言いやすい。広報担当の顔写真をアイコンにしていて、親しみやすいキャラ。みんな絡んでくれる。

成功、失敗の事例

→ 大学4年生 三浦さん
露骨に告知するとクレームが来る。自分達のビジョンや理念を大切にし、「なんの為にやる」「どうしてやる」を伝えるようにした。

→ JELLY JELLY CAFE 白坂さん
オープンして1年ほど立った頃、お店を禁煙にしようと思ったのですが、皆には何て伝えようか迷った。そこで、これをコンテンツにした。「禁煙派?喫煙派?JELLY JELLY CAFEの運命はあなたにかかってます!」と投票式に。最後は禁煙派が勝った。

→ 株式会社しくみラボ 田村さん
自動的にコンテンツが集まる仕組みにしようと考えた。ユーザーや、付き合いのある方から、情報提供を募って。だけど、これが大失敗!PRの依頼すら来ない。

→ 株式会社LIG 竹内さん
自分達の会社のブログを続けていると、会社のファンができて、仕事の依頼(ウェブサイト制作)が来るようになった。ブログをはじめる前に比べて5倍!営業コストが減った。あと、失敗談としては、一般の人に情報(記事)を提供してもらおうと思ったけど難しい。WordPressを扱えない。nanapiクックパッドは上手くやったなぁと思う。管理画面が大切。

スマートフォン対応

→ JELLY JELLY CAFE 白坂さん
2年前くらいは、依頼されればやる感じだったけど、今は言われなくてもやるのが標準。業種によっては、50%以上はスマホからのアクセス。レシピ・ブログに至っては、65%がスマホからだった。今や対応しない訳にはいかない、必須。

→ 株式会社しくみラボ 田村さん
今年4月にスマホ用に最適化した。PVが前月対比で30%づつ増えて行った。Googleもスマホ用サイトを優遇してるな、と思う。今はスマートフォンがメインで、PCがオマケ程度なのでは?美的.comは80%くらいがスマホからのアクセス。

→ 株式会社LIG 竹内さん
ウチは3〜4割がスマートフォンからのアクセス。あと、レスポンジブ・デザインはおすすめ出来ない。デザインと導線設計は、PC用・スマホ用それぞれに必要と考えている。サイト制作という立場から考えると、レスポンシブは工数が増えるので、日数・費用とも掛かってしまう。

→ 株式会社しくみラボ 田村さん
レスポンジブ・デザインは、PCにも、スマホにも、どっちにも中途半端かもね。

→ JELLY JELLY CAFE 白坂さん
レスポンシブは好きっすね!デザインに制限はあるけど。

→ 株式会社しくみラボ 田村さん
レスポンシブの良いところは、テンプレートがひとつで済むこと。あと、Googleが大推奨していること。


Check!
今、注目されているレスポンシブ・デザインは、ひとつのテンプレートで、PC、タブレット、スマホ、全ての画面サイズに対応できる。竹内さんも決して否定している訳ではなく、それぞれの環境によって設計やデザインを分けて考えた方が良いと説いている。これが自社がウェブ制作会社という強みもあるだろう。

その他、回遊性を上げるプラグインや、スマホ用サイトの画質などについて意見を交わし、あっと言う間の45分間だった。司会進行役をつとめた染谷昌利さんのMC力も素晴らしかったです。


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ウェブメディア第一線で活躍している方のお話が聞けたのは、非常にラッキーだった。

自分自身、ウェブマガジンの編集長を経験し、現在はフリーライターとしてウェブ・紙媒体に関わないフィールドで記事を書いています。紙とウェブでは、コンテンツの制作で意識すべきポイントやルールが違う。

■関連リンク
フリーライターになろう!…の前にウェブと紙媒体の違いを知っておこう。

WordCampでは、第一線で活躍している方のお話が聞けたのは、非常にラッキーだった。もちろん他のセッションからも、学んだ事は沢山ある。WordPressのイベント(WordCamp, WordBench)は、全国各地大小規模で行われていれるそうなので、興味ある方は、ぜひ参加してみるのがおすすめ!知識急激UPな半日となるでしょう。

開催に関わる関係者の皆様、大変素晴らしいイベントありがとうございました。