「Dizzleのリミックス盤が面白い!これってレゲエなの?」。気になったので訊いてみました。

「Dizzleのリミックス盤が面白い!これってレゲエなの?」。気になったので訊いてみました。

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「Dizzleのリミックス盤が面白い!これってレゲエなの?」。気になったので訊いてみました。

2年ほど前からレゲエシーンで話題になっている、ジャパニーズ・アーティストDizzle(ディズル)。クラブでも頻繁にプレイされ、グラスを片手に「Drinks Up」で身体を揺らしたパーティーピープルもきっと多いことでしょう。自分もその一人です。

しかし、こんな声もよく耳にします。

「Dizzleってレゲエなのか?」

NY時代の活動拠点は、Brooklynでカリビアンが多く集うFlatbush。

Dizzle ft. Versatile Excell - "Ain't Going Nowhere"

気になったので、Dizzleに訊いてみました。

DIZZLE(ディズル)


北野「Dizzleにとって音楽やジャンルって何ですか?新たなジャンルを創出しようと考えているのでは?」

Dizzle「音楽のジャンルはあまり意識していないです。僕が生活していたNYのFlatbushは、ReggaeとHip Hopが混ざり合った場所でした。その中で自然と今のスタイルになったので、新しいジャンルを作ろうという考えもあまりありません。ありのままの自分を表現しようと心掛けています」


 

Dizzleはかつて、YUDAIという名前でレゲエアーティストとして活動していました。NYでの長期活動中にDizzleと名前を改め、昨年2013年の夏に帰国したのです。そして、彼がNYで拠点としていた地が、ブルックリンでカリビアンが多く集まり、レゲエが盛んな、Flatbush(フラットブッシュ)というエリア。

Reggae DeeJayとして渡米し、活動していたエリアFlatbushで、Hip Hopなど様々な音楽やカルチャーを吸収した結果、『自然と今のスタイルになった』と言うことです。なるほど。

WOOFIN' (ウーフィン) 2014年 06月号
WOOFIN’ (ウーフィン) 2014年 06月号

余談ですが、人気ストリート雑誌「WOOFIN’」の最新号(2014年6月号)で、Dizzleに関する記事を書かせて頂きました。半ページなので大きな記事ではありませんが、もっと知りたい方は、ぜひチェックしてみてください!

Dizzle「Trill」のリミックス盤が面白い!

Dizzle Remix

1. Drinks Up Remix feat. SIMON Pro. by June
2. Ain’t Going Nowhere Remix feat. J-REXXX Pro. by Ava1anche
3. Do My Thing Remix Pro. by Ava1anche
4. Think of You Remix Pro. Steady Music
5. Walk Right Remix feat. RUDEBWOY FACE Pro. by Juss Kool
6. Road Remix feat. RAM HEAD Pro. by Fumibella
7. When Mi Reach Remix feat. Triga Finga a.k.a 親指HEAD Pro. by Dizzy from SUNSET the platinum sound
8. Beauty Remix Pro. by Ava1anche
9. Starlight Remix feat. THUNDER Pro. by Fumibella

2012年11月、NYから突然届いたDizzleの1stアルバム「Trill」。そして2014年4月23日、アルバムのリミックス盤という、ダンスホールレゲエにおいては非常に珍しい作品がリリースされました。

アルバム「Trill」収録曲より9曲を厳選し、リズムの変更などのバージョン違いだけに留まらず、Simon、J-Rexxx、Rudebwoy Face、Ram Head、Triga Finga a.k.a 親指 HEAD、Thunderといったレゲエやヒップホップ・シーンで活躍中のアーティトをフィーチャーし、最高にリミックスしています。

これがすごく面白い!
オリジナル盤「Trill」が、別次元の「Trill」に生まれ変わっていて、ワクワクが止まりません。

リミックス盤の制作は、ヒップホップやハウス、テクノといったジャンルでは一般的ですが、ダンスホールレゲエにおいてはまだまだ珍しい。しかもアルバムとしてリリースするとは、かなり意欲的。iTunes Storeでは全曲試聴できるので、ぜひ聴き比べて「リミックスの面白さ」を感じてみてください。

こんな事をやってのけたのは、やはりFlatbushで自由な音楽性を身につけたDizzleだからこそ、と言えるでしょうね!


■Dizzle「Trill」(リミックス盤)


■Dizzle「Trill」(オリジナル盤)


 

ダブプレート、リミックス。

レゲエのカスタムといえばダブプレートです。オリジナルの歌詞を独自に書き換えたり、またリズムに別のリズムに乗せ替えたり。このレゲエ特有のダブプレート文化は、レゲエミュージックの発展に加えて、サウンドカルチャーやサウンドクラッシュなども育みました。

リミックスの発祥は、ダブプレートではない、ジャマイカのダブ(1970年代にキング・タビーが発明)が基と言われています。しかし、現代においてリミックスと言われて思い浮かぶのはハウスやテクノ、そしてヒップホップではないでしょうか。そんなリミックスが逆輸入的にダンスホールレゲエにも積極的に取り入れられたら、レゲエが今以上に面白くなるなぁ、とやっぱりワクワクしてしまいます。楽しいですね、音楽は。