覚醒剤はなぜダメなのか? ナンジャマン「ヤメトキ」から全員が学んでおくべきこと

麻薬、日本においては特に覚せい剤に関する事件が後を絶ちません。報道されるのは、芸能人、スポーツ選手、大学生などですが、身近にもきっと大勢いるでしょう。警視庁が公表している覚醒剤の検挙数は、年間およそ1万人前後で推移しています。

覚醒剤は、捕まるまで終わりません。
覚醒剤は、捕まっても終わりません。

なぜ、覚醒剤を含む麻薬をしてはいけないかわかりますか?

「麻薬は自分の身を滅ぼすだけだから、勝手にさせておけばいい」
「自分が好きでやっているだけ、誰にも迷惑は掛けていない」

そんな風に考えている方もいるでしょう。

しかし身近に中毒者がいる(いた)方は、決して本人だけの問題では無いことを知っています。20年近く前の曲ですが、そのことを的確に歌った曲があるので、ぜひ聴いてほしいです。

NANJAMAN「YA ME TO KI(ヤメトキ)」

ナンジャマン「やめとき」ジャップジャム
JAP jam INTERNATIONAL vol.1(1996年発売)

その曲は、レゲエDeeJayのNANJAMAN(ナンジャマン)さんの「YA ME TO KI(ヤメトキ)」という曲です。1996年リリースの「JAP jam INTERNATIONAL vol.1」などに収録されています。

オリジナルとは違うリディムトラックですが、YouTubeにもありましたのでシェアしておきます。

 

NANJAMAN「YA ME TO KI」(ナンジャマン / やめとき)

ホンマやめとき、そんなくだらないもので時間を潰すのは
ホンマやめとき、自分の身体に自分で毒を打ち込むのは
ケミカル(麻薬)がおまえをダメにする
ケミカルが身体を食い潰す
ケミカルが俺の仲間殺す
ケミカルが未来を闇にする

強い奴はキレイに遊ぶ、だけと弱い奴はそれのめり込む
のめり込み出すと金掛かる、金が無くなりゃ自分のツレ騙す
騙されたツレは怒り出す、みんな離れて一人になってまう
独りになったら寂しなる、寂しくなれば尚更それハマる

 

ひとこと、ひとこと、リリック(歌詞)の全てに強い想いが込められています。

もし、いつか自分がそれを「するのか?」「しないのか?」の分岐点に立たされる事があった時、「やめとき」を思い出して欲しいです。

もしバッキバキにキマっている人がいて、その人がカッコ良く見えたり、強そうに見えたとしても、それは実は違います。NANJAMANも言うように「そんなの騙してるだけなんだよ、お前の脳みそを」「強い奴はキレイに遊ぶ、だけど弱い奴はそれのめり込む」なんです。

あっという間に中毒になり、全ての優先順位が薬物基準になってしまいます。何をするにも薬物、薬物、薬物。家族も友達も巻き込まれて周りまでボロボロになってしまいます。

レゲエ・アーティストNANJAMANからのメッセージ、心に刻んでおいて欲しいです。

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立ち直ろうとしている人・立ち直れた人の応援も

「自分はいつでも辞められる」

覚醒剤中毒者でそんな人はかなり稀だと思います。刑務所から出てきても、またすぐにやってしまう高い再犯率。

だけど、麻薬さえしなければ、すごく良い奴も沢山いると思います。

警察は麻薬の怖さを煽り、テレビなどのマスメディアは視聴率のためにも逮捕時の報道に力を入れます。それも治安や防止のためにも大事なことですが、麻薬を絶つことの勇気、麻薬から立ち直れる可能性などもしっかり伝えてくれたら、また状況は変わってくるのではないでしょうか。

立ち直ろうとしている人を周囲でサポートする風潮も必要だと思います。

自業自得だとはいえ、孤独はさらなる苦しみやあらたな被害を生んでしまうからです。

1コメント

  1. ヒヤッとしました…。でも本当に…何も得る物はありません。失う物は限りないです。一人では止めれないのに一人になります。悪循環です。何と伝えれば伝わるのか、上手く表現出来ないけど、絶対に手を出してはダメです。 私は何回も失敗してるから偉そうに言えないけど、こんなしんどい人生を送る人が一人でも少なくて済みますように…と思って居ます。

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