映画「アーティスト」をみてきました。見事な面白さ!人生最高の作品です。
「最高!」:☆☆☆☆☆
人生これまで観てきた映画のなかで、最高の作品に出会いました。
映画「アーティスト(The Artist)」は、今年2012年4月7日より公開になったばかりの、モノクロ&サイレント映画。
同じ劇場で、立体メガネでみる「タイタニック」も上映されていて、CGや3Dなどテクノロジーを駆使した現代の主流とは、すごい勢いで真逆を行ってます。白黒&無声映画なんて初めてみました。
■寸分の隙もないほどの面白さ!
予告編など前知識なしに映画館へ。
「白黒でサイレント。もしかしたらアート性が高過ぎるな退屈な映画なのかも…?」と、不安もあったのですが、上映がはじまって数分でその不安感は完全に吹き飛びました。
まったく一瞬の隙もない面白さ。映像、音、演技、ストーリーなどに加えて、俳優さんのちょっとした表情や動き、そして使われている小道具など、あらゆるモノが素晴らしく調和し、終始映画の世界に引き込まれました。
エンディングでは、拍手大喝采!と行きたかったのですが、シャイな日本人ですので、いつものごとくみんなで物静かに劇場をあとに。笑
■映画って、こんなに楽しかったんだ!
唐突ですが、Mac、iPhone、iPodなど、Apple製品にはマイナスの美学があります。次々と機能をプラスしてゆきがちな業界で、引いて引いて極限までシンプルにすることによって、デザインや使いやすさなど、プロダクツとして価値が逆に上がり、大ヒットしました。
この映画「アーティスト」には、派手な演出、複雑なストーリー、最新テクノロジーの駆使などは、一切ありません。それどころか、カラーも声もありません。
それがゆえにか、映画としての面白さが際立っているのです。エンドロールをみながら、「映画って、こんなに楽しかったんだ!」と心から嬉しい気分になりました。
■淀川長治さんに観てもらいたかった…。
チャップリンが大好きで89歳現役でこの世を去るまで映画を愛し続けていた、故淀川長治さんに「アーティスト」をみてもらいたかった。そして、淀川長治さんの解説を聞きたかった。
若い方には馴染みがないかと思いますが、1998年まで、テレビ朝日「日曜洋画劇場」で映画解説をされていた方です。最後を「サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ」という挨拶で締めくくる白髪のおじいちゃん、といえばピンとくる方もいるかと思います。
淀川長治さんは、本当に映画を愛されている方でした。すごくイキイキと映画を語るその姿に、映画の本編以上に感動したことも度々です。自分は子供の頃より淀川長治さんの解説を聞いて育ったんだ、ということをふと思い出しました。
もし淀川長治さんが「アーティスト」をみたら、どんな事に気づき、どんな視点で、どんな語り口調で解説してくれるんだろう。
■心配無用。肩肘張らず劇場へ。
繰り返しになりますが、「白黒」「サイレント」に身構えてしまう必要はまったくありません。
また、「ストーリーがこうだから、こんな人にオススメ」というのもありません。子供も含めて、若者から年配の方まで、あらゆる世代が楽しめると思います。
気楽にみてください。ぜひ劇場へ!

一応公式サイトへのリンクをはりますが、予告編も見ず、何も知らないまま劇場へ行って欲しいなぁと思います!
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Keitaro Kitano
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