戦争映画「硫黄島からの手紙」から、尖閣、竹島、北方領土について考える。

戦争映画「硫黄島からの手紙」から、尖閣、竹島、北方領土について考える。

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映画「硫黄島からの手紙」から、領土問題と戦争と平和を学ぶ。

硫黄島からの手紙 [2006年 アメリカ / 日本上映2006年12月20日]
「戦争の空しさと平和の願い度」:☆☆☆☆☆


硫黄島からの手紙中国との尖閣諸島問題、韓国との竹島問題、ロシアとの北方領土問題。

日本は戦後68年、いまだに「この島はどちらの国の領土か?」というに問題で近隣諸国との対立しています。ただし、日本は憲法9条で『戦争の放棄』を規定していますので、武力による対立ではなく、それらは話し合いなどの駆け引きで進められています。

明日、8月15日は終戦記念日。1945年のできごとですので、当時を知る人は年々少なくなって来ています。しかし毎年、8月6日広島原爆の日、8月9日長崎原爆の日、そして終戦記念日に、戦争で亡くなった方への冥福を祈り、そしてもう「二度と戦争はしない」と誓います。

そういった過去からの教え伝えもあり、戦争体験者でない若者達の多くも、「戦争はすまい」と思っているのです。

 

戦争映画は、大きくふたつに分ける事ができます。

ひとつは「我が国は立派である、大国である」と権威を示す戦争映画。もうひとつは「戦争は愚かだ」と過去の過ちから平和を願う映画。

アメリカ人がつくった、日本の戦争映画。

自分が高校生だった頃、オリバーストーン監督が描くベトナム戦争映画「プラトーン」に衝撃を受け、ビデオを買って何度も観ました。しかし、年々アメリカがつくる戦争映画に何とも言えない嫌気ともいえる違和感を感じ、段々と観なくなりました。

そんな中、久々にアメリカ製の戦争映画を観ました。名俳優でもあるクリント・イーストウッド監督の「硫黄島からの手紙」です。

ふたつの驚き!その1「出演者ほぼ日本人、99%日本語」

アメリカが製作の映画にも関わらず、出演者はほとんどが日本人、そして言葉は日本語です。何も知らずに観れば、きっと日本映画と疑わないでしょう。こんなアメリカ映画は初めて観ました。

栗林忠道陸軍中将演じる渡辺謙、陸軍一等兵演じる嵐の二宮和也、伊藤海軍大尉演じる中村獅童など、素晴らしい名優、名演技に、大いに惹き付けられ、心揺さぶられました。

ふたつの驚き!その2「日本サイド、アメリカサイド」

クリント・イーストウッド監督は、同時期に日本側からみた「硫黄島からの手紙」、そしてアメリカ側からみた「父親達の星条旗」、2本の映画を製作しました。

(左)硫黄島からの手紙、(右)父親たちの星条旗▲(左)硫黄島からの手紙、(右)父親たちの星条旗

映画「硫黄島からの手紙」から、領土問題と戦争を学ぶ。

自分は日本人の視点で製作された「硫黄島からの手紙」のみ観ました。追ってアメリカ側の「父親達の星条旗」も観たいと思います。

第二次世界大戦当時は、小さな島だとしても軍事拠点として、それは非常に重要な領地でした。今は長距離戦闘機、空母、ミサイルなどの進化で、遠距離からの攻撃が可能になったので、当時ほど拠点が重要でないかも知れません。

今は軍事目的というより、『漁業権』や『海底資源の権利』が主な目的です。あとは国のプライド。

小さな島を巡っての領土問題。本作品は平和の尊さを再認識させてくれる素晴らしい戦争映画です。時代は違えど、壮絶で悲惨な戦闘が行われた硫黄島での出来事から学べることはきっとあるでしょう。


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<最後にひとこと>
物事は、両側面からみないと判らない事がよくあります。例えば戦争の場合、国や立場によって考えや想いや価値観も違うでしょう。そういう意味でも、両視点から戦争映画を製作するというのは、非常に価値あることだと思います。