おちまさとさん、離婚。僕がとても尊敬している方。

今朝、iPhoneアプリ「Feedly」(RSSリーダー)で、お気に入りブログの更新をチェックしていたら、おちまさとさんの「ご報告。」という記事があり、タップ。

なんと、離婚されるという報告でした。

おちまさとさんは、日曜朝のテレビ番組「サンデージャポン」にも時々出演されているので、ご存知の方もいると思います。様々なことを手がけられている方で、一言で職業を説明するのは難しいのですが、大きく言えば「プロデューサー」です。

後述しますが、僕はおちまさとさんのプロデュース力に感銘を受け、これまで尊敬する方として「人生の手本」とさせていただいていました。僕は芸能界のプライベートなニュースについて言及するのは好きではないのですが、とても尊敬している方のあまりに衝撃的な出来事でしたので、少し思いの丈を書きます。


私、おちまさとは越智千恵子さんと
先日二人で話し合いの結果
すべて円満に合意し離婚致しました。

娘は私の強い希望により
自分が育てる事となりました。

一つだった直線が
いつしか僅かではありますが
角度がついた二つの直線となり

時間が経つ程に直線の先の幅が
大きくなって行くのであればと
早い決断をした次第です。

おちまさとオフィシャルブログより引用


 

僕の根幹は、おちまさとさんから受けた衝撃でできています。

僕がおちまさとさんの凄さに気づいたのは、大阪から東京に引っ越してまもなくの2007年初頭です。ウェブマガジン「ROCKERS channel」の編集部で働くこととなった僕は、メディアの運営に携わるということに頭を悩ませていました。

僕個人が運営していたレゲエ専門ブログ「Yellow Jamaican」や、フリーペーパー「HARDEST MAGAZINE」での連載など、メディアには片足をかけていたのですが、そもそも全てが独学で、業界の慣習についてはまったくの不慣れだったからです。

そんな頃、編集部のそばにある渋谷パルコ地下の書店にて、目に飛び込んできた、おちまさとさんの著書「企画の教科書」。この本に大衝撃を受け、むさぼるように何度も何度も読みました。今の僕の根幹にあるのは、この「企画の教科書」に書かれていることです。

その後、おちまさとさんの本を何冊も読み、ブログは見逃さないようにRSSリーダーに登録し、Twitterは当然フォロー。本当に尊敬し、憧れていました。

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自分の人生を、何でも企画にし、プロデュースするおちまさとさん。

僕が、おちまさとさんの「企画の教科書」と出会って、およそ1年後。おちまさとさんは、モデルの河辺千恵子さんと結婚されました。

おちまさとさんは、その結婚式をもプロデュース。「自分たちの愛を、長い歴史があるブランドに誓おう」として、東京・表参道のFENDIで結婚式を挙げたのです。FENDI婚と名づけた、前代未聞の企画!

新婚生活がはじまってからは、おちまさとさんは奥さんである千恵子さんが、DVDなど家電の取り付けや操作が得意なことに気づきます。結婚当初料理があまり得意ではなかった千恵子さんに対して「家電をうまく扱うように、料理を取り組んでみてはどうか?」とアドバイス。その考えは見事的中し、千恵子さんは料理の腕をメキメキと上げ、「旦那さん弁当」など、レシピ本を何冊も書かれるほどになりました。

また、おちまさとさんと千恵子は年の差夫婦。奥さんは、22歳も若いのです。

そこで、おちさんは奥さんに「夫が健康であることをプレゼント」したいと考え、禁煙し、禁煙本「1日100本のヘビースモーカーがどうやってタバコをやめたのか」を出版。また、マラソンをはじめ、マラソンと企画を組み合わせた本「ランニング・プランニング―走ればアイデアがあふれだす」を出版しました。さらに、アディダスとコラボし、ランニングウェアなどのプロデュースまで!

おちさん夫婦は、結婚2年後に第一子、女児をさずかりました。

おちさんは、とても育児に熱心に取り組まれました。仕事柄、とても忙しい日々を送っていると思うのですが、そんな中、子どもとふたりで海外旅行に出かけるほどの仲良しっぷり。僕は、今1歳7ヶ月の息子がいますが、ママと離れて、パパとふたりだけで過ごすというのは、なかかな難しいのです。子どもが小さいうちは、やっぱりママ必須だからです。

おちさんは、育児を通して「靴下を片方だけ失くしがち」なのに気づき、片方づつ買うことができる子ども向けの靴下をプロデュースしました。また、厚生労働省が推進する「イクメンプロジェクト」にも、重要な役割として参加しています。

とにかく、人生すべてが企画で、それをプロデュースしてゆく。なんて面白い方なんだ! と、ハッとさせられることばかりなのです。

おちまさとさんは、自分自身を俯瞰する目線も持っている。

家族を大切にされていた印象のおちまさとさんですので、今朝のこのブログは衝撃でした。ちょっと、心の整理ができないほどです。そういえば、僕は寝起きのままパソコンに向かい、まだ水も飲まないままにこのブログ記事を書いています。

おちまさとさんは、著書のなかで「誰かが僕の人生を眺めていたら、これは見逃せないな! 早送りできないな!」と、思われるような人生を送りたいとおっしゃっていました。

とても愛が溢れるご家族だという印象でしたので、今回の離婚は大きな節目になるかと思います。いろいろ大変かと思いますが、月並みながら、今後ますますのご活躍を期待しています。