「スマートフォン、iPhone、iPadはパソコンのようなもの?」は間違い。別物です。

iPhone & iMac東京都内にいると、2010年頃から街はすっかりスマートフォンだらけ。渋谷にあるdocomoの店員さんも、「土地柄か、半数くらいの方がスマートフォンを購入されています」とのことでした。

渋谷の街で過ごしている感じでは、2010年はほぼiPhoneで、2011年半ばよりAndroid搭載機が増えて来たように感じます。

そんな環境で生活してるのですが、年末年始に大阪・岸和田市の実家に帰省したところ、スマートフォンはまだまだこれから、と言った印象でした。

スマートフォンって何なん? パソコンのような物やで

Aさん「スマートフォンって何?」
Bさん「携帯というよりパソコンかな」

こんな会話が、リアルでもSNSでもよく行われていますが……、

これは間違いです!

大意でいえば同じコンピュータで、しかもどちらかと言えばガラケーより自由度の高さはパソコン的ですが、やはりスマートフォンは携帯電話がネクストレベルに進化したガジェットだと考えています。

地元では、「パソコンはめちゃくちゃ古いのしか持ってないから、その代わりにもなるしスマートフォン買うべきかなぁ」的な話をいくつか耳にしました。もし、パソコンを買い替える余裕がなくて、スマートフォンだったら買えるのであれば、その選択もアリかと思います。

しかし、やっぱりパソコンとスマホは違うのです。

なぜスマートフォンは、パソコンのような物ではないのか?

Mac自分が子供のころ、世の中は空前のファミコンブーム。そんな中、自分はゲーム機ではなくパソコンを手にしました。何をするにもプログラムを打ち込まなくてはならず、そのおかげで、コンピュータについての基本知識が身に付きました。

今の時代においても同じで、ゲーム機、ケータイ、スマートフォンは『受け身なんです。インターネットにつながっているので、自分から情報発信が出来る。写真も撮れるし、メールも出来るし、ブラウズも出来る。さらには、楽器になったり、絵も描けたりする。だけどそれらは、用意された器(基本機能、アプリ)のなかだけで行えること。要は、使用者』でしか無いのです。

パソコンであれば、自分の『独創性』が発揮出来ます

たとえば、 デジカメとPhotoshop、そしてIllustlatorをつかって「アート」を制作する。また、Pro ToolsやReasonを使って「作曲」する。そして、インターネットで独自ドメインを取得しウェブサイトを立ち上げる。作った作品を、レンタルブログでは無いオリジナルのサイトで発表し、販売する。こういった事ができるのはパソコンならでは。

特に、将来の可能性が未知数の子供から「iPhoneが欲しい」なんて言われた場合、可能であれば、まずは最初にパソコンありきが良いと思います。もちろん、古くて使いにくいパソコンしかない大人も、スマホだけになるのであれば、まずはパソコンの買い替えをオススメしたいです。

パソコンは複合的な使い方ができ、クリエイトの可能性が無限大に広がります。単に使うだけでなく、攻めの姿勢で使いこなせるのがパソコン。スマホとパソコンは同じではありません。まずはパソコンを手に入れて欲しいです。


<最後にひとこと>
余談ですが、「Windows搭載機をPC、MacはMac」と呼ぶように、「iPhoneはiPhone、それ以外がスマホ」の方が個人的にはスッキリ落ち着きます。細かいですが、どうでしょう。笑