フリーランスの決算。青色確定申告の準備をしていたら、未入金(未払い)が発覚しました

建材メーカーと音楽会社のふたつの企業での会社員経験を経て、フリーランスとして独立しておよそ3年が経ちました。

お金が無いことへの不安やイライラは、ぶつける先が自分しかいないので、ある意味シンプルです。会社員は、自分が悪いのか、会社が悪いのか。それとも、上司が悪いのか、部下が悪いのか……など、自分の不出来を棚上げし、他人のせいにして暗中模索するという無駄な労力をしてしまいがちです。

その点フリーランスは、責任は自分だけなので、迷わずにいつでも責任の所在をはっきりさせることができるのです。楽チンです。

逆に言えば、もっと稼ぎたいと思った場合、収入を得る先を増やしたり、仕事の時間そのものを増やすことで、即効性のある収入増加が望めます。サラリーマンであれば、年に1度か2度ある昇給査定に賭けるしかありませんが、フリーランスにはそんな上司に賭けるギャンブルはありません。

さて、僕は今、2016年度の確定申告の時期がせまり、去年からはじめた2年目の青色確定申告の準備をしています。そんな折、まさかの未入金が発覚したのです。

「入金しました」とメールをもらって安心していたら、実は全然入金されていなかった

会社員は、給料日に会社から給料が振り込まれます。

もし給料日に振り込まれなかったり、いつもより明らかに金額が少なかったりすると、すぐに「おかしい!」と気づきますよね。

でも、会社は社員からの信頼を失うことは大損失ですので、倒産の危機以外、まずそんなことはありません。給料日には、きちんと給料が振り込まれます。

でも、フリーランスはそうではありません。

たいていは複数の取引先があり、複数から収入を得ています。そのため、きちんと請求書を出して、それぞれから振り込みがあるかを確認する必要があります。

期日の朝一番に振り込んでくれる取引先、こちらが指定した期日よりも早く振り込んでくれる取引先、催促が必要な取引先などさまざまです。でも僕は、サラリーマン時代のぬるい癖が抜けていないのか、「まぁ、きっと大丈夫だろう」と入金チェックを怠りがちなのです。

そんななか、定期的におつきあいをしている某社から「振り込みをしました」とメールを頂いていて安心していたのですが、確定申告の帳面をチェックしていて、「あれ? ……ここ半年ほど、まったく入金されていないぞ!」ということに気づいたのです。

その企業の名前は当然伏せます。

未入金について連絡をすると、原因はシステム上のトラブルということで、悪意があったわけでは無さそうです。すぐに対応してくれることになりました。

フリーランスは、帳簿付けを自動ソフトFreeeに任せて、入金・支払いのチェックだけをしっかりするようにしよう!

個人事業主、とくにフリーランスはひとりでやっている場合が多いので、実務だけでなく経理もしないといけません。ただ、どうしても実務のプライオリティが高く、経理は後回しになってしまいがちです。

まさに僕がそうなのですが……。

そんな僕は、昨年よりいろいろな経理ソフトを比較した上で、クラウド会計ソフト「Freee(フリー)」というのを使っています。これは、仕事で使っている銀行口座、クレジットカードなどを登録しておくと、どんどん自動で登録し、仕訳までしてくれるというすぐれもの。スマホアプリもあるので、領収書が出たときは出先ですぐに経理処理を終えることができます。

日頃、帳簿をつけている感覚がないのに、しっかりつけてくれているのです。

そしていよいよ、「さて、確定申告の準備をそろそろ始めようか」と思ったとき、売上高のグラフを見て「あれ? この会社からの入金がえらく少ないな」と気づいたわけです。月別の表を確認すると、ここ半年ほどの入金がピタッと止まっています。

もしこれがすべてExcelなど表計算ソフトへの手打ちであったら、未入金に気づいてなかったかも知れません。

とにかく2017年の確定申告(2016年度分)も、Freeeに助けられそうです。昨年は初の青色申告で慣れないこともあり、それなりに時間がかかりましたが、今年はサクッと2〜3日で終わらせるつもりです。

フリーランスの皆さん、入金・支払いのチェックは忘れずに! そして会計ソフトで悩んでいるのなら、ぜひFreeeがおすすめです。

全自動のクラウド会計ソフト

フリーランスはじめての青色申告 関連記事

freeeで初めての青色申告ができた! 簡単……と甘い言葉に釣られるな。最初の準備が使いこなしのコツ。

フリーランスライターです。freeeを使っても3時間で青色確定申告が終わらない

クラウド型会計ソフト「Freee(フリー)」が、個人事業主界隈で評判が良いので使ってみます。