iPhoneの電波が弱くてつながらない(Wi-Fi、Bluetooth、電話)。Apple Storeで聞いた復旧方法と修理代

iPhoneの電波が弱くてつながらない(Wi-Fi、Bluetooth、電話)。Apple Storeで聞いた復旧方法と修理代

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Apple Store 渋谷 ジーニアスバー

3ヶ月ほど前から、iPhoneの電波全般が弱くなってしまいました。

  • Wi-Fi – 無線LANルーターから数メートル離れただけ(隣の部屋に移動しただけ)で電波が切れる
  • Bluetooth – 対応スピーカーやイヤホンから50センチ以上離れたら切れる
  • 電話 – 室内などで、ふいに圏外になる

これらの不調の中で、特に痛いのがWi-Fi。自宅では無線LANを飛ばしているにも関わらず、ほぼ電波がつかめないため、4G / 3Gの電話回線でのネット接続になってしまうのです。そのため、月の契約ギガ数の減りが早く、これまで1度も経験しなかった月末の速度制限が恒例になってしまいました。

また、Bluetoothも電波が弱くなり不便。耳に挿したBluetooth対応のイヤホンと、パンツのポケットに入れたiPhoneの電波が届かないのです。結局、これまでの有線に逆戻り。

ちなみに携帯の契約キャリアはauですが、この不調はiPhone本体に問題があると思われますので、docomoであっても、SoftBankであっても、格安SIMであっても、状況は同じでしょう。

「修理できるのか?」
「その場合、いくらかかるのか?」

とにかくApple Storeを予約し、ジーニアスバーで診断してもらうことにしました。

iPhone 6、Apple Care(延長保証)が切れて保証対象外

Apple Storeでの診断をお伝えする前に、まずは僕のiPhone環境を。

2014年9月に購入した、iPhone 6を使っています。延長保証のApple Careに加入していたのですが、現時点(2017年6月)で2年間の延長保証期間が過ぎているので、修理をする場合は有償になります。

ネットで検索すると、「iPhoneはアンテナが故障しやすく、パーツの交換は5,000〜6,000円くらい」と民間のiPhone修理ショップの情報を見つけました。

「5千円くらいだったらお金を払っても良いかな。でも、アンテナの故障かどうかわからないので、やっぱりApple Storeで診てもらった方が良いだろうな」と思ったわけです。僕が期待したのは、以下の2点です。

  • Apple Storeのジーニアスの手にかかれば、設定だけでタダで治るかもしれない
  • メーカーなので、正しく診断・修理をしてもらえる

まずは、電波の受信感度をチェック

さて、東京・渋谷のApple Storeに到着しました。2Fのジーニアスバーへ向かい、予約している旨を伝え、順番が呼ばれるのをしばし待機。

数分後、声をかけていただき、診断開始です。

電波まわり全般不調ですが、特にWi-Fiの修理を優先したかったので、そのことを伝えました。担当してくださったジーニアス(Apple製品サポートのプロ)は、Wi-Fiの受信感度をチェック。Apple Store内には店内用の無線LANが飛んでいるのですが、それが受信できない様子をみて、「これは随分受信の感度が弱いですね」と。

そこで、ジーニアスから「何か試したことはありますか?」と聞かれたので、本体の再起動、iOSのアップデートなど、試したことを伝えました。

復旧可能か、修理になるかの、判断方法

この時点で、問題がハードウェアにあるのか、ソフトウェアにあるのかはわかりません。

まずは、ソフトウェアに問題があるかの調査をします。

しかし、この作業には時間がかかるので、Apple Storeでは行うことはできませんでした。自宅で行うことになります。僕が行った復旧作業と、ジーニアスから教わった復旧手順を、以下にまとめました。

これで上手くいけば良いのですが、直らなければハードウェアの故障となり修理となります。

【手順 1】iPhoneを再起動

電源ボタンを長押しで、iPhoneをシャットダウンします。切れたのを確認し、再び電源ボタンを長押しし、iPhoneを起動します。

【手順 2】無線LANルーターを再起動

自宅など日頃使っている無線LANルーターの接続を確認します。またルーターを何ヶ月も起動しっぱなし場合、電波が弱くなっている場合があるので、無線LANルーターも再起動します。ただし、明らかにどこのWi-Fiも受信できないのであれば、この作業は不要です。

*注意! 無線LANルーターの故障の可能性も確認するため、お手元のiPhone以外の機器でWi-Fi接続してみてください。他のスマートフォンやタブレット、パソコンでもつながらなければ無線LANルーターが故障していることになります。

【手順 3】iOSをソフトウェアアップデートする

iOSにバグがある場合があります。iPhoneのOS(iOS)をアップデートしましょう。手順は、以下の通り。「お使いのソフトウェアは最新です」と表示された場合、この作業は不要です。

  • 設定 > 一般 > ソフトウェアアップデート

【手順 4】ネットワーク設定をリセット

iPhoneは、一度接続したWi-Fiの設定を記憶しています。その設定に不具合が生じている可能性があるので、一度設定をリセットします。iPhone全体の初期化ではありません。Wi-Fiのパスワードなど、ネットワーク設定のみ初期化されます。手順は、以下の通り。

  • 設定 > 一般 > リセット > ネットワーク設定をリセット

【手順 5・最終手段】すべての設定をリセット

ここまでで直らなければ、これが最終手段。iPhoneを初期化し、工場出荷時(購入時)の設定に戻します。この作業を行う場合は、必ずバックアップを取ってからにしてください。バックアップはMac、もしくはWindonwsのパソコンに接続してiTunesで行うか、iPhoneのiCloud(クラウド)へバックアップを行います。

パソコンを持っておらず、iPhoneのiCloudにバックアップをする場合、もしiPhoneに大量のデータが保存されているとバックアップする際に「時間がかかり」「Wi-Fiに完全につながらない場合は通信費がかかり」「iCloudの無料容量5Gを超える場合は有料」になります。

iCloudの価格は以下のとおりです。月額料金になります。

  • 5 GB:無料
  • 50 GB:130円
  • 200 GB:400円
  • 2 TB:1,300円

僕は200GBに契約済みで、日頃からバックアップをiCloudにとっていましたので、準備不要で最終手段の「すべての設定をリセット」を行いました。

iPhoneの初期化「すべての設定をリセット」のやり方

この最後の手順5を、具体的に説明します。

iPhoneの初期化「すべての設定をリセット」手順

まずは、ギアマークのアイコン「設定」をタップ。そして「一般」を選び、画面一番下の「リセット」をタップします。

 

iPhoneの初期化「すべての設定をリセット」手順

画面上にある「すべての設定をリセット」をタップします。緊張の瞬間ですね。

 

iPhoneの初期化「すべての設定をリセット」手順

しかし、すぐには実行されません。パスコードを入力します。

iPhoneの初期化「すべての設定をリセット」手順

さらに「すべてのメディアとデータを消去し、すべての設定をリセットします」と確認が表示されるので、「iPhoneを消去」を選びます。

 

iPhoneの初期化「すべての設定をリセット」手順

重大なリセットですので「本当に続けますか?」と再々確認。

 

iPhoneの初期化「すべての設定をリセット」手順

まだ確認。ここでApple IDのパスワードを入力すれば、iPhoneの全データが消去され、購入時の状態に戻ります。

 

iPhoneを初期化して、画面に「こんにちは」の文字

完全に初期化されました。

 

iPhoneを初期化して、iCloudから復元中

iCloudからの復元は、3〜4時間かかりました。Wi-Fiの設定(自宅のWi-Fiを選んでパスワード入力)をし、無線LANルーターのそばに置いて放置です。

もし完全にWi-Fiが受信できなかったり、自宅などにWi-Fiがない場合は、4G回線での復元になるのですが、相当な通信費がかかりそうです。アプリも全てダウンロードし直すことになりますので、僕の場合は65GBありました。

auなどの携帯キャリアは、1GBの追加料金が1,000円くらいかかるので、65GBだと6万5千円。Wi-Fiを使わずに4Gなどの電話回線でiCloud復元するのはまったく現実的ではないですね。新しいiPhoneが買えます。

iPhoneは故障していました……

せっかく初期化→復元作業を行ったのですが、iPhoneの電波受信感度は良くなりませんでした。ソフトウェアの不具合ではなかったのです。

iPhoneのアンテナ修理代は3万円以上!

話は戻って、Apple Storeでの話。

ジーニアスより、iPhone 6のアンテナ修理は33,800 円(税別)だと言われていました。なぜなら、パーツだけの交換ができず、本体交換になるからとのことです。

「高いっすね……。新しく買った方が良さそうですね」とジーニアスに苦悩を伝えると、申し訳なさそうに「そうですね」と。

iPhoneの本体交換の修理代は機種によって異なります。現時点(2016年6月)の価格は以下のとおりです。

  • iPhone 7 Plus:39,800 円
  • iPhone 7:35,800 円
  • iPhone 6s Plus、iPhone 6 Plus:36,800 円
  • iPhone 6s、iPhone 6:33,800 円
  • iPhone SE:30,800 円

* 参考 – iPhoneの修理サービス料金:Apple

結論(修理はしない)と、総評(バックアップは重要)

僕は2017年秋に発売されると噂されている、iPhone 10周年記念モデル・iPhone 8(仮称)が欲しいので、それまでもう少し我慢して使うことにします。

しかし、延長保証「Apple Care」の期間が2年って短いですよね。

Apple CareはiPhone、iPadが2年で、Macが3年です。Macの3年は良いのですが、iPhoneやiPadが2年とはちょっと辛い。買い替えを促すためなのかな。3年にして欲しいところです。

それと、今回改めてバックアップの重要性をヒシヒシと感じました。

iPhoneは、故障、水没、盗難、紛失などのリスクがあります。僕は日頃からiCloudにバックアップをしていたので問題なく復元できましたが、バックアップをとっていないと大変です。

iPhoneのバックアップは、iCloudがおすすめです。わざわざパソコンにつないでバックアップをしなくても、日頃から自動的にクラウドにバックアップしてくれるので、手間がかからないからです。また、写真や動画もiCloudにバックアップと設定しておくと、iPhoneの容量不足に悩まされることなく、バンバン撮影しまくれます(これが最高!)。

iCloudは月額料金(130円〜)がかかりますが、めちゃくちゃ良いですよ!

<まとめ>

  • iPhoneのアンテナ修理は本体交換になる
  • 保証が切れていると修理代が高額! 買い換えた方が良いレベル
  • iPhoneは、日頃からiCloudにバックアップしておくのが絶対おすすめ!