衝撃の涙!DAYS JAPAN写真展2013「地球の上に生きる 世界の未来をつくるために」(東京)

先日、家の近所を歩いていたら、世田谷区広報掲示板に貼られた写真展のポスターが目に飛び込んできました。思わずメモ代わりにiPhoneで写真を撮り、今日その写真展へ行って来ました。

DAYS JAPAN写真展2013「地球の上に生きる 世界の未来をつくるために」

DAYS JAPAN (デイズジャパン)写真展 地球の上に生きる~世界の未来をつくるために

DAYS JAPAN写真展2013 地球の上に生きる 世界の未来をつくるために

会期: 2013年6月15日(土)~ 6月30日(日)
時間:11時~19時
会場:世田谷区文化生活情報センター 生活工房4F ワークショップB
住所:東京都世田谷区太子堂4-1-1 三軒茶屋キャロットタワー
料金:入場無料

世田谷区文化生活情報センター 生活工房オフィシャルサイト

立ちすくんでしまいました。

アート系美術展では、「こんな作品を作ってしまう人がいるのか!一体どんな人生を送って来たんだろ?」と、アーティスト本人に惹かれるのが楽しく、たびたび美術館を訪れています。写真もどちらかと言うとアート系作品が好きで、今回のような報道写真はあまり観て来ませんでした。

これらは比較するべきものではありませんが、まったく真逆ですね。想像力が繰り広げる世界観ではなく、目の前にあるのはリアルな現実世界。

世界各地の紛争地や、恐ろしい差別や貧富がある地域。そこで起きている現実に圧倒させられ、立ちすくみ、涙を流さずには居られませんでした。

これは同じ地球上で起きている実態なのか。

飛行機やインターネットの発達のおかげで、世界の距離は段々と縮まって来ています。しかし、目の前の写真には、新聞やニュースや教科書などではわからない、人々の生々しい生活が記録されていました。

拷問で殺された父親をみて号泣する娘達のすがた(シリア)。誘拐されて強制結婚させられる女性たち(キルギス共和国)。日本は少子化で悩む反面、世界では人口爆発で人手や食料が足りない病院や国の事情(中東)。放射能に汚染され隔離されてしまった街の実態(日本)など。

フォトジャーナリズム月刊誌「DAYS JAPAN」主催の写真展

DAYS JAPAN写真展2013「地球の上に生きる 世界の未来をつくるために」

本写真展は、今年9周年を迎える月刊誌「DAYS JAPAN」による企画です。自分はこれまで本誌を知りませんでした。

会場で頂いた冊子には、以下のように書かれています。


DAYS JAPANは、世界で何が起きているのかを知りたい、真のジャーナリズムを失ってはいけないという人々の切実な思いに支えられ、真実の報道を貫いてきました。(中略)ここに展示されている作品は、「人間と自然との尊厳が脅かされている状況を告発する作品、および人間と自然の尊厳を謳いあげる作品」を審査基準としたDAYS国際フォトジャーナリズム大賞の受賞作品です。

DAYS JAPAN 写真展 2013
「ごあいさつ」より一部抜粋


 

本展示会は三軒茶屋(東京都世田谷区)で開催中。入場は無料です。6月30日まで開催されていますので、お近くの方はぜひお立寄り頂ければと思います。三軒茶屋駅前、TSUTAYAが入ったビルの4Fです。

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<最後にひとこと>
もし140〜150年前、日本の幕末期に『報道』という概念があったのであれば、日本はまさに内戦状態。どちらが良い悪いと言い切れない、悲しく切ない紛争が報じられたでしょう。報道写真は、一瞥しただけで善や悪を判断するのではなく、その時代背景などを知る事により、その写真(作品)から見えて来るものも変わって来ると思います。

今回の報道写真展は本当に衝撃的でした。恐ろしかったです。