心地よい無言の接客。代官山 蔦屋書店の陳列から学ぶホスピタリティー。

心地よい無言の接客。代官山 蔦屋書店の陳列から学ぶホスピタリティー。

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心地よい無言の接客。代官山 蔦屋書店の陳列から学ぶホスピタリティー。

改めてイケてるな、と思える本屋さんに出会えました。
書店の入口といえば、新刊本、ベストセラーといった《今売れる本》をズラッと平積み展開するのが一般的ですが、そこをあえて書店のキュレーション(独自の選本)を全面に押し出している本屋さんです。

内田あや「エグゼクティブ・ボディー・チューニング」蔦屋書店 代官山

ここは、東京・渋谷区に2011年12月5日にオープンした「代官山 蔦屋書店」。

実はこのスペースは、ビジネス書コーナーなんです。
左手には壁一面の大きな本棚があり、ビジネス書籍がズラリ。そして、いつもはこの写真の平台に、ビジネス新刊本・話題の書が平積みされています。

しかし、その装いを変えて、今ここには健康に関する本が並んでいます。ビジネスマンにとって、健康的なカラダをキープするというのは、必須事項のひとつなのでしょう。

それを蔦屋書店は、「お客さま、何事もまずはお身体ですよ。こういった本はいかがでしょうか」と、無言の接客をしてくれています。何とも心地よいです。


売れている本のランキングはAmazonでわかります(Amazonベストセラー)。さらに、個人それぞれに合わせた本のチョイスも、閲覧履歴やビッグデータからはじき出してくれます。

しかし、リアルな書店はそう行きません。経験とセンスが店舗に表現されるのです。


 

内田あや「エグゼクティブ・ボディー・チューニング」。

 内田あや「エグゼクティブ・ボディー・チューニング」

代官山 蔦屋書店に並んでいた本、内田あや著「エグゼクティブ・ボディ・チューニング 脳より身体を磨く人が成功する 」。この本は、僕が目からウロコを落としながら読んだビジネス書です。

…え?ビジネス書?!

そうなんです。読めばわかるのですが、ビジネスマン必携の書なんです。

本の装丁(表紙デザイン)から、一見ヨガ系の本だと感じる方も多いでしょう。しかも、著者の内田あやさん自身もパーソナルトレーナー。

本書は、『24時間働けますか!の企業マインドから、 自分のベストをキープするチューニングの時代へと変わってきている』と、説いています。そんな現代のビジネスマン達に向けた、カラダの本なのです。

他の多くの書店は間違っている。読んでないのが原因か。

僕は、この本「エグゼクティブ・ボディ・チューニング」が大好きです。仕事をして行く上での、沢山の気づきを頂きました。

しかし多くの書店は、この本を「スポーツコーナー」に置いているのです。しかも、新刊時にも関わらず本棚に立てて1冊だけとか。

全然間違っています!

本の中身をちゃんと知った上で並べるのなら、本書の置き場は「ビジネス書コーナー」なのです。

蔦屋書店の本への愛情が、ヒシヒシと伝わって来ました。

■Swingin’ Thinkin’関連リンク


「エグゼクティブ・ボディ・チューニング 脳より身体を磨く人が成功する」 [単行本(ソフトカバー)]
「エグゼクティブ・ボディ・チューニング 脳より身体を磨く人が成功する」 [単行本(ソフトカバー)]
内田 あや (著)

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<最後にひとこと>
本に限らず、他業界の店舗でも同じかも知れませんね。
僕にとって身近な音楽業界に関していえば、新譜発売前に『紙資料』と呼ばれるものが販売店や媒体に届けられます。最近はそれを丸々コピー、もしくは抜粋したレビューやポップが目立ちます(*1)。これでは販売店はだだの販売店になってしまいます。

魅力感じるお店とは、扱っている商品に愛情を注ぎ、それを丁寧にお客様にお出しする、ということではないでしょうか。

*1. もちろん全然違うお店もあります。タワレコ渋谷店のREGGAE売場担当のイソノカツオ氏 @raggakatsuoのポップは愛情たっぷり面白いです!